
こんにちは。
今日のテーマは、私が日本のバラエティ番組が好きじゃない理由です。
私日本のお笑いは好きなんですよ。
漫才とか見るのは結構好きなんですよ。
でも、いわゆるバラエティ番組は、あんまり好きじゃないんですよね。
今日はその理由についてお話ししたいと思います。
ちょっと話が長くなりそうなので、今日話す内容を先にまとめてみました。
まず、バラエティ番組ってどんなジャンルの番組なのかについて説明します。
そして何で私がバラエティ特有の笑いがあんまり好きじゃないのか、その理由をお話します。
それからバラエティ番組の笑いが一般の人たちのコミュニケーションに与えている影響について、私が思うことをシェアしたいと思います。
そして最後に、最近の日本のテレビの変化についてお話しします。
はい。
盛りだくさんな内容になりそうです。
じゃあまず、バラエティ番組ってどんな番組なのかについてお話ししていきます。
皆さん日本のバラエティって見たことありますか?
何が有名なんですかね。
うん、ま、古いものだと『風雲たけし城』なんかは結構海外でも有名だって聞いたことがあります。
北野武名義で、北野武という名前で映画監督もやっている、ビートたけしの番組ですね。
その番組は本当に昔、もう1980年代、40年以上前の番組なので、私も見た記憶はないんですけど。
あとはダウンタウンっていうお笑いコンビの『ガキ使』とか『水曜日のダウンタウン』とかはもしかしたら知ってる人もいるかもしれません。
そもそもバラエティ番組ってどんな番組かわかりますかね。
もしかしたら日本特有のものなのかもしれません。
日本のバラエティ番組は簡単に言うと、いろんなものが合わさったエンタメ番組です。
トークをしたり、ゲームとかクイズをしたりロケっていって外で街頭インタビューをしたり、お店の紹介をしたり、
どこか観光地の紹介をしたり、あとはコントをしたり。
コントっていうのは、海外でいうスケッチコメディですね。
あの、短いコメディのお芝居みたいな、そういうのをしたり。
いろんなことをするのがバラエティです。
あの、よく日本のテレビでは、夜の7時台とか8時台にそういう番組をやってるんですね。
で、バラエティに出演する人も色々ですね。
主には芸人さん、お笑い芸人、コメディアンですね。
それからタレントって言われる人たち。
このタレントっていうポジションも結構日本独特のものなんですかね。
タレントは、ま、テレビに出るお仕事の人なんですけど、歌手でも俳優でもなくて、うん、特にお笑いを専門にしている芸人でもないんですけど、
ま、主にバラエティ番組とかに出て喋ったりするお仕事の人。
バラエティにはそういう芸人さんとかタレントさんがよく出演していますね。
あとは、俳優さんとか歌手とかアイドルがゲストとして出演することもありますね。スポーツ選手がゲストで出たりすることもありますね。
あ、そうそう、で、女の子のアイドルの中でも、トークが上手くて、喋りが上手くて明るくて、ちょっと面白いことをしたりできる系のキャラのアイドルの子は、
バラエティアイドルの略でバラドルって呼ばれて、よくバラエティに出演したりもしています。
ま、そういういろんな人たちがいろんな楽しいことをやるエンタメ番組がバラエティです。
皆さんの国にもそういうタイプの番組ってありますか?
どうなんでしょう。
私は子供の頃、もう常にテレビがついている家庭で育ったので、バラエティもよく見てたんですよ。
で、もちろんね、面白いと思って好きで見てる番組もありましたけど、中にはなんか見ていてモヤモヤする、
なんか分かんないけど嫌な感じがする、嫌悪感を感じるような番組とか、番組内の企画もあったんですよね。
で、ま、だからっていうわけじゃないんですけど、もうここ10年以上ほとんど日本のバラエティを見なくなりました。
この間、あるエッセイを読んだんですよ。
王谷晶さんっていう女性の作家が書いた『40歳だけど大人になりたい』っていうタイトルの本です。
私ももうすぐ40なんですよ。
あと数ヶ月で40になるんですけど。
私も常日頃から、「もうすぐ40になるけどもっと大人になりたいな...」って思っているので、
このタイトルを見た時にすごく惹かれて思わず買ってしまいました。
この本の中に、『おもしろと大人』っていう章があります。
章っていうのは1章、2章、3章の章ですね。
『おもしろと大人』っていうタイトルの章があるんですけど、その中で、まさに私がその日本のバラエティ番組に対して持っていたモヤモヤ、
違和感みたいなものが言語化されていたんですね。
言語化っていうのは言葉で表現するっていうことです。
ちょっとそこを読みますね。
ま、この方も普段全然テレビを見ないらしいんですけど。
はい、読みます。
ごくたまに、人んちとか病院の長い待ち時間に腰を据えてテレビを見るのだが、中でも一番齟齬を感じるのが笑いの感覚なのだ。
齟齬を感じるっていうのは、まぁなんか、ずれを感じるとか、なんか変だなって違和感を覚えるとか、そういう意味ですね。
テレビを見ていて、そのテレビの中で行われている笑いの感覚に齟齬を感じる。
続きを読みますね。
そりゃあ、昭和の時代からはだいぶマシになっただろうけど、未だに人の年齢やルックス、恋人のあるなし、婚姻関係、
人種やセクシュアリティなどをいじる笑いが普通に出てくるのだ。
ちょっと中略します。
間、飛ばします。
世の中、これで笑っていいことになってるの?マジで?という感じ。
という風に書いてあって、ここの箇所を読んだ時に、「あー、それ私も思ってた!」ってすごく共感したんですよ。
今、この本の中に書かれていたように、バラエティ番組を見ていると、バラエティに限らずかもしれないですけど、日本のテレビの中の笑いを見ていると、
人の年齢、例えば年がいってる、もうおばさんだとかもうおじさんだとか、それからルックス、見た目、体型、そして恋人のあるなし。
モテなくてずっと彼氏ができない、ずっと彼女ができないとか。
あとは婚姻関係。
結婚できないとか、うん、結婚したけど離婚したとか。
それから、ま、人種ですね。そしてセクシュアリティ。
こういう事柄を平気で笑いのネタにしていじっているんですよね。
いじるっていうのは、からかうってことですね。
本にも書いてあったように、昭和とか平成の初期、私が子供の頃のテレビって多分それがもっとひどかったと思うんですよ。
で、最近ね、ま、これは後でも話しますけど、令和の時代になってだいぶマシにはなっています。
だけど未だにそういう人の見た目とか、ね、外見とか、年齢とか、性的思考とか、性的思考っていうのは、つまりセクシュアリティですね。
とかを、笑いのネタにするっていう文化があるんですよね。
そこに私は違和感を感じるし、「え、それって笑うことなの?面白いの?」って思ってしまうんですね。
だからなんか私はバラエティ番組を見てると、んー、なんかちょっと違うなっていう違和感を感じて、うん、不快感、嫌な感じがあったんだと思うんですよ。
で、そういうことをネタにするっていうのは、周りの人がその誰かの見た目とか年齢とか、恋人がいないとか、
そういうことをいじって、からかって、で、笑いのネタにするケースもあります。
でも逆に、その本人が、その人自身が、自虐的に自分のルックスとか体型とかセクシュアリティとかをネタにして、面白おかしく喋って、
笑いを取るっていうこともあります。
自分のことを自虐的に話して笑いを取る。
もちろんそういうのが全て、受け付けないっていうわけじゃないんですよ、私も。
だけどなんか、昔ね、私がもう10年以上前、バラエティをたまに見ていた頃のことを思い返すと、「それって笑うことじゃないんじゃない?」とか、
「それってちょっと言い過ぎじゃない?やり過ぎじゃない?」って思うことがあったなと思うんですよね。
伝わっているでしょうか。
あと、私があんまり好きじゃない、バラエティでよくある企画がドッキリです。
私ドッキリ見るの好きじゃないんですよね。
YouTubeとかにもドッキリの動画ってよくありますよね。
私苦手なんですよ。
分かんない。私が真面目すぎるからかもしれないんですけど、ドッキリって、結局人を騙したり困らせたりして、それをこう影で見て笑うわけじゃないですか。
「え、それっていじめじゃん。」と思って。
うん。
日本のバラエティでよくあるドッキリの番組って、だいたい先にドッキリを仕掛ける、その騙す映像を撮っていて、
で、その映像をスタジオにいるゲストのタレントさんたちが見て、で、笑うみたいな、あの、作りになってるんですよね。
で、それを見てて、なんかね、私嫌悪感を感じちゃうんですよ。
人が困ってる姿とか嫌がってる姿を見て、みんなで笑うっていうその構造に、すごく違和感を感じてしまいます。
ま、もちろんテレビの企画なんだから、そのドッキリを仕掛けられている人も、本当は全部知ってて、
わざと、分かってて引っかかってるんだよっていう人もいるかもしれない。
ま、そうなのかもしれない。
でもそうだとしても、なんか人が困ってる姿を見て何が面白いのか、私にはちょっと理解できないんですよね。
はい、理解に苦しみます。
あとそれで言うと、私、罰ゲームとか見るのも好きじゃなくて。
最近のテレビだとちょっとよくわかんないけど、昔はバラエティ番組の中でクイズとかゲームとかをして、
で、負けたら罰ゲームで例えば水をかけられるとか、ハリセンで叩かれるとか、タライが落ちてくるとか、
あの、そういうのよくあったんですよ。
そういう痛いこととかをして、で、その罰ゲームを受けている姿を見て、他の出演者の人たちが喜んでる、笑ってるみたいな。
それもなんか...「え、なんでそんなことするんだろう?」って思ってました。
どうなんだろう、私が真面目に考え過ぎなんですかね。
あと私小学生の頃に見て、すごい嫌悪感を抱いて未だによく覚えているの番組の企画があるんですよ。
『めちゃイケ』っていう、ま、当時すごく流行っていたナインティナインっていうお笑いコンビの番組内での企画なんですけど。
その番組の中で、ま、芸人さんが何人かいて。
主に男性芸人ですね。
で、ゲストで若い女性アイドルとか、女優さんとかが出ていて、で、トークをしてるんですよ。
なんだけど、なんか、ま、それもね、ネタなんですけどね、全部。
作られた台本があるネタなんですけど、トークの最中に、男性芸人のうちの1人がなんかすごいキレるんですよ。
怒り出すんですよ。
で、怒鳴ったりとかして、最終的にはそのゲストの女性の足を掴んでね、ぐるぐる回して投げ飛ばす、みたいなコーナーがあったんですよ。
意味分かんないでしょう?
これもう、あの、私が子供の頃に見てた番組なんで、25年前、いや、もっとですね。30年前ぐらいの番組ですね。
なので、今の時代そんなこと絶対やってないですよ。
問題になっちゃうからね。
ま、30年前の日本のテレビでは、そういうことを平気でやってたんですよ。
土曜日の8時とかの子供が見る番組の中で。
で、さっきも言ったようにもちろんネタなので、その女の子もわかってやられてるんですけど。
こう、若い女の子が「キャー!」って言って逃げ回っているのを、こう追いかけ回して、捕まえて、投げ飛ばすんですよ。
で、周りの他の芸人さんたちがそれを見て笑ってるみたいな。
当時は、小学生の時は、「何が面白いんだろう?」ぐらいにしか思ってなかったんですけど、今考えるとひどい企画だなと思うんですよね。
何がやばいかって、それをやる側はいつも年上の男性、やられる側はいつも若い女の子、そしてそれを周りの男性芸人とか男性スタッフが見て笑っているっていう、
その構造、やばいですよね。
でもそういう形が日本のバラエティ番組では普通によくあったんですよ。
で、何が問題かって、あ、私が思うにはですけど、そういうことがテレビで当たり前に行われていると、そういうやり取り、そういう構造が面白いことだって
勘違いをして、現実の世界でも同じようなことをする人がいるっていうことです。
もちろん投げ飛ばすまではしないでしょうけど、でもそのテレビで行われているような、若い女の子がちょっと嫌がるようなこととか、
セクハラ、パワハラまがいの発言、セクハラ、パワハラっぽい発言を上司の男性がして、
「キャー!やめてくださいよ〜。」ってなって、で、周りもそのやり取りを見て、「あはは!」って笑ってるみたいな。
そういう構造って、日本の会社の飲み会とかではよく見られることだと思います。
本当に日本社会ではよくある光景ですね。
もちろんそれがバラエティ番組だけの影響とは言いませんが、テレビで普通にそういう光景が放送されているっていうことが、
ま、少なからず「あ、これって面白いことなんだ」「これって笑い取れることなんだ」
「これやったら盛り上がるんだ」っていう意識を植え付けていると思うんですよね。
あ、もちろんこれ逆もあると思いますよ。
いつも、やる側が男性でやられる側が女性とは限らないと思います。
で、まあちょっと話を戻すと、これやってる側におそらく悪意は全くなくて、多分あくまでその場を盛り上げるため、
飲み会を楽しくするためにやっているんだと思うんですよね。
笑いのネタとしてやっている。
だってテレビでそれが盛り上がってるんだもん。
で、やられてる側も、ま、盛り上がってるしなぁと思って深く考えずに、ま、笑って楽しくそのやり取りに付き合っているっていうケースもあると思います。
うん、でも問題なのは、もしやられてる側が本当に嫌だな、やめて欲しいなって思ってた場合です。
嫌だなって思ったとしても、なんかそこで真面目な顔で本気で「やめてください。」なんて言えない雰囲気があるんですよね。
飲み会とかって。
場の雰囲気を悪くしてはいけないから。
しらけさせてはいけないから。
だから本当は嫌でも、笑ってごまかしてその場をやり過ごす。
それはまぁ「空気を読む」とか、「周りの空気に合わせる」みたいな日本社会特有の、あの、悪いところでもありますよね。
あと最初の方に言っていた、人の見た目とかをいじって笑いにする文化。
これは私、学校でのいじめにも影響を与えてると思うんですよね。
バラエティのようなノリで、バラエティみたいな雰囲気で、友達同士でもこう軽い悪口を言って、こう...笑いを取るみたいなことが起きやすいです。
見た目のことをいじったり、ま、身長や体型のことをいじったりしてみんなで笑う。
これもさっきのと一緒で、言ってる側はただの「いじり」だと思って言ってるんですよ。
悪気なく、笑いを取るために、みんなを楽しませるために、その場を盛り上げるために、面白いと思ってちょっと友達の欠点を指摘してからかったりする。
で、言われてる側も、面白いと思っていればいいんですけど、言われている側がもし嫌だと思って本当に傷ついていた場合、
これは「いじり」ではなくて、「いじめ」になりますよね。
でもこれもね、さっきのと一緒で、たとえ「嫌だ。言われたくない。」って思っていても、場の空気を読んで、その雰囲気を壊したくないから、
「やめて!」って言えずに我慢して、「ははは」って笑って返す、みたいなことはあると思います。
だから言っている側は、そのいじっている側は、相手が本気で嫌がっているということに気づけないという場合があります。
日本でいじめの問題が起きると、よく聞くのが、「いじめてるつもりはありませんでした。」「いじってただけです。」
「本人も笑ってたので大丈夫だと思ってました。」みたいな言い訳です。
いじりといじめは、本当に紙一重なんですよね。
ごくわずかな差しかないんです。
いじる側が、「あ、いじりはオッケーなんだ。笑いを取るためだったら、人を傷つけることを言ってもいいんだ。」って思ってしまうのも、
いじられる側が、本当は嫌だと思ってても、場の空気を壊さないために笑って受け入れてしまうのも、
その原因の1つは、私はバラエティ番組にあるんじゃないかなって思ってしまいます。
皆さんの国ではいじって笑いを取るっていう文化はありますか?
どうですか?
ぜひ教えてください。
ここまでものすごい長い時間、バラエティ番組の嫌なところを色々挙げてきたんですけど、でももちろん、心から面白いって思う番組もたくさんありました。
例えば、『アメトーク』っていう番組は私すごい好きで、一時期毎週見てました。
ま、興味があったら探してみてください。
今日話したのはあくまで私がバラエティをよく見ていた10年前、20年前、30年前とかの話で、最近では日本のバラエティ番組も変わってきているようです。
そして日本の社会自体も変わってきています。
最近ではテレビの世界でも、コンプライアンスを遵守しましょう、コンプライアンスを守りましょうっていうことがよく言われています。
社会の変化とともに、視聴者の目が厳しくなってきてるんですね。
セクハラとかパワハラまがいのことをテレビでやっていたり、差別的な発言をしていたりすると、もう、すぐX、旧Twitterとかで叩かれてしまうので、
以前と比べて、あの、そういうことは少なくなっているようです。
でもそのせいでテレビが面白くなくなった、エンタメが面白くなくなったっていう人たちもいます。
まぁ難しいところですよね。
うん。
あまりにクリーンすぎると面白くないっていう意見も私は理解できます。
うん。
それについてもぜひ皆さんの意見を聞いてみたいですね。
どうですか?
あまりにコンプライアンスを気にしすぎて、人を傷つけないクリーンな笑いばっかりになったら、エンタメは面白くなくなると思いますか?
今日は私が日本のバラエティ番組が好きじゃない理由というテーマで、思うことを色々話してみました。
今日のお話はここまでです。またね!
Image of Takeshi Kitano by Dick Thomas Johnson, licensed under CC BY 2.0.Image of Downtown by nagi usano, licensed under CC BY 2.0.