はい、父と息子のお話を読んでいきましょう。
1枚目の絵です。
お父さんが来ました。
お父さん、手になんか持ってますね。
これは何でしょうか?
多分、新聞だと思います。
新聞。
お父さん、新聞を持ってきました。
椅子に座ろうとしています。
今からこの椅子に座って新聞を読むんですね。
新聞を持ってきました。
2枚目の絵です。
お父さんは椅子に腰掛けて新聞を読んでいます。
さっきは畳んでいましたね。
新聞を畳んでいました。
畳んでた新聞を広げて、新聞を広げて読んでいます。
そこに子供たちがやってきました。
この子がこのお父さんの息子ですね。
この2人はこの子の友達です。
友達を2人連れてきました。
この子達はこの子の家に遊びに行きました。
男の子は何か手に持ってますね。
これは小さいバケツです。
バケツ。
そしてこっちの手には筆を持っています。
絵を描く筆。
右手に筆、左手にバケツを持って来ました。
今から絵を描くんですかね?
3枚目の絵です。
息子が絵を描き始めました。
どこに絵を描いてますか?
紙に描いてますか?
壁に描いてますか?
違いますね。
このお父さんの椅子に描いてます。
これダメですよね。
やっちゃダメですよね。
うん。
もし私だったら、もし自分の子供が椅子とかテーブルとか、家具に絵を描いていたら、私は怒ります。
私だったらすごく怒ります。
「何やってんの!」「やめなさい!」って言います。
でもこのお父さんはまだ気づいてません。
後ろで息子が絵を描いてることに気づいていません。
新聞を読むのに夢中で気づいていません。
何の絵を描いてますか?
これなんだろう?
ボートですかね?
うん。
ボート、小さい船。
友達は後ろで見ています。
4枚目の絵です。
これは何だろう?なんですかね?
なんかちょっと分かんないけど、色々描き足してますね。
友達は後ろでそれを見て笑っています。
5枚目の絵です。
絵が完成したみたいです。
書き終わったみたいです。
小さい椅子?
椅子というかスツール?
スツールの上に立って額縁を持っています。
これ額縁って言います。
フレームですね。
額縁になんか木の枝をつけてますね。
木の枝です、これは。
そして葉っぱがついています。
息子は何の絵を描いたんですか?
これは多分、海か湖ですね。
海か湖かちょっと分かりません。
海か湖にボートが浮かんでいます。
そして向こうには太陽がありますね。
太陽、お日様。
まん丸のお日様が見えます。
太陽が沈んでいくところかな。
太陽が水平線、水平線の向こうに沈んでいくところ。
夕焼けの絵を描きました。
でもこの太陽はこの子が描いたんですか?
これこの子が描いたんですか?
違いますよね。
これは絵じゃありません。
絵じゃなくてお父さんの頭です。
お父さんは髪の毛がありませんね。
髪の毛がない、ハゲです。
ハゲといいます。
お父さんはハゲているので、後ろから見ると、まぁ太陽みたいに見えたんでしょうね、この子には。
この子にはお父さんの頭が太陽に見えました。
お日様に見えました。
「あ、なんかお父さんの頭って太陽みたいじゃない?」って思ったんでしょうね。
それでお父さんの頭を利用して、お父さんの頭を使って、この夕日の絵を描きました。
この子は得意げな顔をしています。
得意げ。
「見て!」「すごいでしょ?」「僕の描いた作品すごいでしょ?見て見て。」
得意げな顔をしています。
友達は大爆笑です。
すごく笑っています。
大爆笑しています。
その「わはははは!」っていう声が、笑い声が聞こえたのか、お父さんが気づきました。
気づいて後ろを向きました。
振り返りました。
友達はまだ笑っています。
男の子は「あっ、やばい!」という顔をしています。
「やばい!バレた!」
バレた。
「お父さんにバレちゃった。」
「どうしよう...」と思っています。
この後、多分お父さんに怒られるでしょうね。
うん、多分怒られると思います。
はい、じゃあ今日のお話はここまでです。
またね!