
ブラック企業って聞いたことありますか?
企業というのは会社のことです。ブラック企業というのは、簡単に言うと、働く環境、仕事をする環境が悪い会社のことです。
例えば長時間労働。長時間労働とは長い時間働くことです。ブラック企業では朝早くから夜遅くまで、長時間仕事をさせられたりします。
それから残業。仕事の時間が終わった後も会社に残って仕事をすることを残業といいます。ブラック企業では残業をたくさんしなくちゃいけません。
しかも残業した分の給料は貰えません。残業代は払ってもらえません。
それから、大変なノルマがあります。たとえば今日はこれだけの仕事をしなさいとか、今月はこれだけ売りなさいとか。
ブラック企業ではやらなくちゃいけない仕事の量が多すぎます。
あとはパワハラ。パワーハラスメントを略してパワハラといいます。会社で一番偉い人、トップの人は社長ですね。
部長とか課長とか係長とか、会社の中の色々なポジションがありますが、自分よりも偉い人のことを上司といいます。
自分よりも下のポジションの人のことを部下といいます。
上司が部下に対してひどいことを言ったりいじめたり、嫌なことをしたり、ひどい場合には暴力を振るったり。
こういうことをパワハラといいます。ブラック企業にはパワハラをする上司がいます。
こんな風に仕事をする環境、働く環境が悪い会社のことをブラック企業といいます。ひどいですよね。
私、実は昔こんなブラック企業で働いていました。
今から10年ちょっと前、ブラック企業で働いてました。
今日はちょっとその時の経験を話したいと思います。
2008年私は大学を卒業して就職しました。会社に入社して仕事を始めました。
その会社は何の会社かと言うと、子供英会話スクールでした。子供向けの英語教室でした。
実は私、日本で日本の子供たちを対象に英語を教える仕事をしていたんですね。私が生まれ育った家は福岡にあります。
大学を卒業して、実家を出て群馬県に引っ越しました。東京はここです。東京から割と近いですね。関東地方にある群馬県というところに引っ越しました。
この会社は結構大きな会社で、日本全国に英会話教室を持っています。
で、私はこの会社に入社して、上の人に「じゃああなたは群馬に行ってください。」と言われて群馬に引っ越しました。
で、その会社がどんな風にブラックだったかというと…まずパワハラがありましたね。すごく怖い先輩がいました。
この人、私の上司ではありません。同じ立場の人です。
でも私よりも早くこの会社に入社したので私の「先輩」です。
ものすごく怖い人でした。私は今35歳ですけど、35年間で出会った人の中で一番怖い人です。
いっつも怒られてました。ちょっとしたミスでもすぐ怒られるので、その人のことが怖くて職場でいつもビクビクしていました。
私だけじゃないんですよ。みんな怖がっていました。みんなビクビクしていました。
中には本当に心が病んでしまって、心の病気になってしまって仕事を辞める人もいました。
あ、でもこの会社はブラック企業なので「辞めたいです」と言ってもなかなか上司が辞めさせてくれません。
退職したくてもなかなか退職させてもらえません。
私も結局4年半くらい2012年までこの会社で働いて、この会社に勤めて、退職したんですけど、その時もなかなか辞めさせてもらえませんでした。
退職するのが大変でした。退職するのに苦労しました。
あとは残業もありました。
先生という仕事はやることがいっぱいあります。ただ授業をするだけではないですね。
授業の準備をしなくてはいけません。
特に子供向けのレッスンですから、こんなカードを作ったりイラストを用意したり、ペープサートを用意したり、作るものがいっぱいありました。
準備するものがいっぱいありました。
それから子供向けの教室なので、生徒の保護者にも電話をかけたりして話をしないといけません。
更にノルマもあるんですね。例えば今月は英語の教材をこれだけ売りなさいとか、
今月は新しい生徒を5人入会させなさいとか、そういうノルマもあるんです。
あと事務作業もしていました。
例えば書類を作ったり、パソコンに入力したり、こういうこともしなければいけませんでした。
私の仕事の時間、私の勤務時間は11時から8時まででした。
でもだいたいこの時間は授業をしています。
じゃあ授業以外の仕事はいつやるんでしょう。
授業の準備をしたり、保護者に電話をかけたり、教材を売ったり、事務作業をしたり、こういった仕事はいつしていたかというと、
朝早めに来て勤務時間よりも前に仕事をしたり、夜遅くまで会社に残って勤務時間よりもあとに残業をたりしていました。それでも授業の準備が間に合いません。
なので授業の準備は家に持ち帰って夜遅ーくまで、家でしていました。
家に持ち帰って家で仕事の続きをすることを持ち帰り残業といいます。その頃私は毎日持ち帰り残業でした。
次の日の朝も早起きをして授業の準備の続きをして、また早く出勤します。早く会社に行きます。
一応週に2回休みの日がありました。でも休みの日も家で次の週の授業の準備をしていたので、
この会社に入社して最初の2年間ぐらいは、本当に、休みがありませんでした。ほぼありませんでした。
ほんっとに大変でした。ほんとにきつかったです。
そして当然ブラック企業ですから残業代は貰えません。給料はこの分しかもらっていません。
しかも私はふるさとの福岡を出て知らない場所に引っ越してきているので、群馬には家族もいません。友達もいません。
この頃はまだ今ほどSNSもやっていなかったので、ほんとに孤独でした。寂しかったです。
この2年間は私の35年間の人生の中で一番つらかったときかもしれません。
えー、私が勤めていた群馬の教室ではなくて、同じ会社の別の教室でなんですが、
この会社に入社したばっかりの入社してすぐの22歳の若い女性が、
こういう状況で、心の病気になってしまって、うつ病になってしまって、自殺してしまいました。
彼女は自分が住んでいた高いマンション、高層マンションの屋上から飛び降りて自殺してしまいました。
そのあと、この女性のご両親が会社を訴えました。
裁判をして、会社が謝罪をして、謝って、ご両親にお金を支払ったそうです。
私は2012年にもう退職してしまったので、今この会社がどうなっているのか分かりません。どうなってるんでしょう。
今は社員にとってもっと働きやすい環境、楽しく働ける会社になっていたらいいなと思います。
どうでしょう。わかりません。
今日は私が昔が働いていたブラック企業について話しました。
今日はこれでおしまい。またね。