
こんにちは。今この動画を撮ってるのは9月です。皆さん9月の日本の行事といえば何でしょうか?9月の行事と言ったらお月見ですね。
日本には毎年旧暦、旧暦というのは昔のカレンダーのことですが、旧暦の8月15日に満月を眺めるという風習があります。
今日はお月見が近いということで、お月見にちなんで月に関係するお話を1つ紹介します。
皆さん日本では、月にある動物が住んでいると言われているんですが、何の動物が住んでると言われてるか知ってますか?
まあ多分動画のタイトルを見てお気づきだと思うんですが、そうです、ウサギです。
日本では昔から、お月様にはウサギが住んでると言い伝えられています。言われてみると確かにウサギの形に見えませんか?
どうですか?見えないこともないですよね。
でも実は月にウサギが住んでると言われるようになった元々の由来は、この月の模様ではないんです。元々は昔々から伝わるある伝説、お話に基づいています。
そのお話を今日は紹介したいと思います。では始めます。
ある森にウサギと猿とキツネが仲良く暮らしていました。ある日、3匹の動物が森を歩いていると、1人のおじいさんと出会いました。
そのおじいさんは、もう今にも倒れそうなくらいフラフラです。
おじいさんは3匹にこう言いました。「食べるものがなくてもう何日も何にも食べてないんだ。」おじいさんはすごく弱っている様子です。
心優しい3匹は、おじいさんを助けようと食料を探しに行きました。
「おじいさん待っててね。すぐに食べ物を探してくるからね。」
「大丈夫!おじいさん。僕たちが食べ物を持ってくるから安心してね」と言って食料を探しに行きました。
しばらくして猿は木の実をいっぱい抱えて戻ってきました。
猿は木登りが得意ですからね。
木に登って木の実を採ってきました。
川で魚を捕まえるのが得意なキツネはたくさん魚を捕まえてきました。
2匹は「おじいさん!いっぱい取ってきたよ。食べて!」と言っておじいさんに食べ物をあげました。
おじいさんは「ああ、ありがとう。おかげで助かった。」と喜んで木の実と魚を食べていました。
そこへ少し遅れてウサギが戻ってきました。ウサギはなんだか悲しそうな表情をしています。猿やキツネと違って、ウサギには何にも得意なことがありません。
ウサギもおじいさんのために一生懸命食べ物を探し回りましたが、結局何にも食料を手に入れられないまま帰ってきました。
猿とキツネはそれぞれ自分の得意なことを活かして、おじいさんの役に立っています。
ウサギは「僕には何の取り柄もない。僕は何の役にも立てない。」と思って悲しくなりました。
なんとか自分も役に立ちたいと思ったウサギは、
涙を流しながら「おじいさん、僕を食べて元気になってください。」と言って、なんと自ら火の中に飛び込んだんです。
自分を犠牲にしてまでおじいさんを助けようとしたんですね。
実はこのおじいさん、ただのおじいさんではありませんでした。このおじいさん、本当は帝釈天という名前の神様だったんです。
神様が弱った老人に姿を変えていたんですね。神様はウサギの気持ちに心を打たれました。
自分を犠牲にしてまで誰かを助けようとする気持ちに心を打たれました。
神様はそんなウサギの行いを、後世、これからの世代の人たちにも伝えるために、ウサギを月に住まわせることにしました。
みんなが夜空を見上げて月を見るたびに、ウサギの行いを思い出せるようにしました。
というお話です。これは元々、仏教に伝わるお話で、昔々インドから中国、そして日本へと伝わったそうですよ。
なので日本だけじゃなくて、アジアの国々では他にも「月にはウサギが住んでいる」と言い伝えられている国があるみたいです。
ネットで調べていたら、月の模様は国や地域によっていろいろなものに見立てられているそうですね。
日本ではウサギに見立てられていますが、皆さんの国では月の模様は何に見立てられていますか?
よかったら教えてください。今日のお話はこれでおしまいです。またね。