
こんにちは。
今日は「日本語における男言葉と女言葉の違い」というテーマでお話しします。
皆さんの母語では、男性が使う言葉と女性が使う言葉に差はありますか?
それともそんなに変わらないですか?
日本語は他の言語に比べて、結構男言葉と女言葉の差が大きいんだそうです。
日本のアニメやドラマを見たり、漫画や小説を読んだりしていて、皆さんも気づくことがあるんじゃないかなと思います。
今日のこの動画では、その違いをいくつか紹介したいと思っています。
男言葉と女言葉の違いを見ていく前に、いくつか皆さんに伝えておきたいことがあります。
まず1つ目。
1つ目は、男言葉と女言葉の違いはタメ口の時に出やすいです。
「です」「ます」を使った丁寧な言葉で話す時には、男女の言葉にそんなに違いはないと思います。
皆さんもこのCIJの動画を見ていて、例えば私の話し方と、けい先生やよしと先生の話し方にそんなに違いは感じないんじゃないかなと思います。
丁寧な言葉で話す時には、男女共に、男性も女性も、ニュートラルな話し方をすることが多いので、そんなに違いはありません。
タメ口の時、友達とか家族とか、そういう近い人と話す時の方が、男女の言葉の差が大きいです。
2つ目は、アニメとか漫画とか、そういうお話の世界と比べると、現実の世界では男女の言葉にそんなに差はありません。
アニメとか漫画とか小説とかの方が、男女の言葉の違いがすごく誇張されています。
誇張。
大袈裟に、強調して書かれてることが多いです。
なので、実際の普通の会話では、そこまでは男女で違わないです。
もちろん違いは色々ありますよ。
色々あるけど、アニメや漫画ほどは違わないと思います。
3つ目は、男女の言葉の違いは簡単に言ったら、男性の言葉の方がちょっと強い感じ。
ちょっと乱暴な感じ。
その方が男らしいからですね。
で、女性の言葉の方がちょっと柔らかい感じです。
基本はそうです。
でも男性でも、もちろん柔らかい優しい話し方をする人もいるし、女性でも強い乱暴な話し方をする人もいます。
だから男性だからこういう話し方をしなくちゃいけないとか、女性だからこういう話し方をしなくちゃいけないっていうことではないです。
実際、私の夫、旦那さんは男性ですけど、あんまり男っぽい強い言葉を使わないタイプです。
なのでこれ、実は朝ちょっと夫とも話をしたんですけど、私の使う言葉と夫の使う言葉、あんまり違いがないです。
そう、だから、例えば自分は男だから、ああ、こういう話し方をしなくちゃいけないんだとか、
自分は女だからこういう言葉を使っちゃいけないんだっていう風には思わないでください。
男女の違いに限らず、いろんな話し方の人がいます。
年代によっても話し方が違うし、その人の性格とか考え方とか、その人が持ってる雰囲気によってもいろんな話し方の人がいるので、
色んな人の話し方を聞いてインプットしていく中で、自分に合う話し方を取り入れていったらいいんじゃないかなと思います。
だから今から私がお伝えする男女の言葉の違いは、絶対ではないっていうことは知っておいてください。
あくまで傾向ですね。
はい、前置きはここまでです。
じゃあ、実際に男女の言葉の違いの特徴を見ていきましょう。
こんな2つの文があります。
俺、今あいつと喧嘩してんだぜ。
私、今あの子と喧嘩してるのよ。
この2つの文、内容は、
同じことを言ってます。
意味は一緒です。
でも違う人が言ってますよね。
違う人物の言ったセリフです。
どっちが男性でどっちが女性だと思いますか?
これは簡単ですよね。
こっちが男性でこっちが女性ですね。
じゃあなんで分かりましたか?
まず1個目の違いは、ここ。
一人称が違いますよね。
自分のことを指す言葉、一人称。
女性の場合はほとんどの人が「私」って言います。
もしくはカジュアルな場面では「私」を「あたし」って発音することもあります。
時々「うち」っていう人もいるけど、ほぼ「私」か「あたし」です。
男性がよく使うのが「俺」と「僕」。
丁寧に話す時は男性でも「私」を使うこともあります。
よしと先生は動画の中でいつもどの一人称を使っているか、皆さん分かりますか?
よしと先生はいつも「僕」って言ってます。
けい先生は何て言ってるでしょう?
けい先生は「私」って言ってます。
男性が「私」って言うことはあるんですけど、女性が「僕」とか「俺」っていうことはまずないです。
たまにいますけどね。
一人称と来れば次は二人称です。
話してる相手を指す言葉が二人称ですね。
二人称は男性でも女性でも、まずは普通に相手の名前を言うことが多いです。
例えばこれが私だとして、友達の名前がゆみちゃんだったとします。
そしたら「ゆみ元気だった?」とか「ゆみちゃんは最近休みの日何してるの?」とか、そんな感じですね。
もしくは日本語は、二人称を省略することも多いです。
いちいち言いません。
毎回は言いません。
もうこの人に対して話してるってお互い分かってるから、いちいち二人称を言わないことが多いです。
省略することが多いです。
男女ともそうです。
相手の名前を言うか、省略することが多いです。
なんですけど、男性の場合は、結構「お前」っていう二人称を使う人がいますね。
これはとても男っぽい言葉です。
ちょっと乱暴に聞こえる可能性のある言葉なので、目上の人とか自分より年上の人には絶対言っちゃダメです。
でも例えばお父さんが子供に対して「お前」って言ったり、すごく仲のいい友達とかの間で「お前」で使ったりすることがあります。
男性はですね。
あとは奥さんとか彼女パートナーの女性に対して「お前」って言う男性もいます。
でも「お前」はちょっと偉そうに聞こえる、こう見下してるように聞こえちゃう可能性があるので、嫌がる女性もいます。
はい、まぁ、とても男っぽい言葉ですね。
あとは、「お前」をさらに崩して「おめぇ」とかあと「てめぇ」とか「貴様」みたいな男性っぽい二人称が他にもありますけど、これはかなり乱暴な感じ。
ちょっとこういう怖い人が喧嘩をするような時に使う二人称なので、普段使うことはまずないと思います。
一人称、二人称と来たら、次は三人称ですね。
例えば、私がさっきのゆみちゃんと喋ってます。
別の共通の友達、まきちゃんの話をしています。
その場合は、まぁ普通に「そういえばまきがさぁ...」って名前を使うことが多いです。
で、もうお互いにまきちゃんの話だってわかってる時は、さっきの二人称と一緒で省略することが多いです。
男女ともに。
でも、もし何か三人称を使う場合、男女でちょっと違いがあります。
それがこれですね。
「あいつ」とか「あの子」です。
こっちの方が男性的、こっちの方が女性っぽいですね。
特に「あいつ」はさっきの「お前」と一緒でいい言葉ではないので、目上の人とか、目上じゃなくても、
ここがね、この間柄が「です」「ます」みたいな丁寧な言葉を使って話すような間柄の人のことを「あいつ」というのはかなり失礼です。
失礼です。
それから他にはどんな違いがあるでしょうか?
女性の話し方の特徴として、言葉の最初に「お」をつけるっていうのもあります。
「お」です。
例えば、茶碗をお茶碗って言ったり、箸をお箸って言ったり、昼ご飯をお昼ご飯って言ったり。
あとは買い物をお買い物って言ったり、トイレをおトイレって言ったり。
そんな風に、「お」を付けた方が柔らかくて丁寧な感じに聞こえるので、女性らしく聞こえます。
男性も「お」を付けますけど、女性の方がより多くの言葉におをつけるイメージです。
でも、注意しなくちゃいけないのが、この「お」は何にでもつけられるわけではないです。
例えば、おコップとかおマイクとは言いません。
「お」をつけられる言葉は限定されています。
少ないです。
私は結構「お」をよくつけるタイプです。
女の人でも、もちろんつけない人もいます。
あとは「ね」と「さ」。
例えば人に話をする時、例えば私は毎晩、夜、夫に「今日こんなことがあって、こんなことがあって」って色々話をします。
夫に話を聞いてもらうんですけど、そんな時、私はいつもこんな風に話します。
「あのね、今日ね、仕事の時にね...」でも逆に夫が私に話すとしたら、こんな感じです。
「あのさ、今日さ、仕事の時にさ」「ね」と「さ」。
分かりましたか?
ちょっと今のは大袈裟でしたけど、オーバーでしたけど、女性の方が「ね」を使うことが多いです。
「ね」を使いがちです。
男性の方が「さ」を使いがちです。
これももちろん絶対じゃないですよ。
私はもちろん、「さ」もよく使うし、夫も「ね」も使います。
でも、まぁ、傾向としては、女性の方が「ね」を使うことが多くて、男性の方が「さ」を使うことが多いような気がします。
あとは、皆さん、母音と子音ってありますよね。
日本語には母音が5つあります。
5つしかありません。
日本語の母音は「あいうえお」この5つだけです。
子音はそれ以外の音ですね。
この母音が「ai」の音で終わる言葉が「ee」に変わるっていう、男言葉の特徴があります。
どういうことか説明しますね。
例えば、「うるさい」。
ローマ字で書いたら「urusai」ですね。
「ai」「ai」で終わってます。
これが「うるせえ」「urusee」「ee」に変わるということです。
これは男性が使うことが多いです。
「うるさい」が「うるせえ」に変化したり、「ながい」が「なげえ」になったり、「知らない」が「知らねえ」になったり。
全部「ai」が「ee」に変わってますよね。
もう例を挙げたらキリがないですけど、いっぱいありますけど、この音の変化は男っぽく聞こえます。
「でかい」大きいという意味ですね。
「でかい」が「でけえ」になったり、「やばい」が「やべえ」になったり、ですね。
あとはこれはこの前、別の動画でけい先生も紹介してくれてたんですけど「る」が「ん」に変化する。
例えば「それ、するな」が「それ、すんな」とか、「こっち来るな」が「こっち来んな」になったり。
これもとっても男っぽい、女性はあんまり言わない言葉ですね。
「するな」「来るな」、これ自体が命令してるみたいな強い言葉なので、これ自体あんまり女性は使わないかなと思います。
「するな」「来るな」も「すんな」「くんな」も私は使わない。
女性でも使ってる人はいるけど、ちょっと怖い感じです。
あと、けい先生が紹介してくれてたもので、「短く省略する」っていうのもありました。
例えばこれはタメ口じゃないけど、「ありがとうございます」が、「あざぁ〜す」みたいに、ふにゃふにゃ〜って、崩れるっていうのがありました。
そういう風に崩して言うのも、私はどっちかというと男性っぽいかなと思います。
例えば他の例で、「そうなんですか」っていう言葉がありますよね。
普通に言うと、「ああ、そうなんですか」「ああ、そうなんですか」
これを「そうなんすか」「へぇ〜そうなんすか」「そうなんすね」みたいに崩して言う場合があります。
これもどっちかと言うと、なんか男性の方が多い気がします。
女性の方がきちんと「そうなんですか」って言う人が多い気がする。
私は「そうなんすか」「そうなんすね」は言わないです。
次。
これはちょっとネットで調べていたら出てきて、ああ、言われてみればそうだなって思ったんですけど、
女性の方が「あー」とか「いー」とか、伸ばす音が多いんですって。
この伸ばす音。
例えば「すごい」って人を褒める時。
すごい。
これが、男性っぽく、すごく男性っぽく言うと「すっげ」みたいな。これもめちゃくちゃカジュアルな言い方ですよ。
「すっげ」みたいになります。
でも、女性っぽく言うと、「すごーい」って「おー」って伸ばすことが多いんだそうです。
例えば、「臭い」が男性だと「くっさ」もしくは「くっせ」、女性だと「臭ーい」ってなったり。
あとは長い蛇がいたとして、男っぽい喋り方だと、「うわっこの蛇なっげ」って言うところを、女っぽく言うと、「わぁーこの蛇長ーい」ってなったり。
女性の方が伸びるんですね。
これも、伸ばした方が柔らかく聞こえるからじゃないかなと思います。
すごい、長い、臭い、こういう形容詞だけじゃなくて、他の言葉も、例えば...私も結構その癖があるんですけど、
「なんかぁー」とか「だからぁー」「それでぇー」みたいに、結構語尾を伸ばしがちですね、女性の方が。
あと、大きな違い、男性と女性の言葉の大きな違いは、語尾です。
語尾。
言葉の終わり。
最初の方で見せた2つの文に戻ります。
「喧嘩してんだぜ」と「喧嘩してるのよ」、語尾が違いますよね。
全然違いますね。
「してんだぜ」「してるのよ」これ、「だぜ」は男言葉で「〇〇なのよ」は女言葉です。
なんですが、実際の会話では使う人はあんまりいないと思います。
男言葉だと「〇〇だぜ」「俺は〇〇なのさ」、そして女言葉だったら「〇〇だわ」とか「〇〇だわよ」「〇〇かしら」、
この辺は実際にはほとんど使われないと思います。
漫画とかアニメとか、お話の世界でよく使われる男言葉、女言葉です。
でも実際に普通の会話でもよく使われる男っぽい語尾、女っぽい語尾っていうのもたくさんあります。
いくつか例を挙げました。
「〇〇だろ」「〇〇だぞ」「〇〇だな」これは男っぽいですね。
男っぽいです。
「さっき言っただろ」とか「やべえぞ」「行くぞ」とか「多分これだな」みたいな。
男っぽく聞こえますね。
今の全部、女性っぽく変えると、「さっき言ったでしょ」とか「やばいよ」「行くよ」「多分これだね」みたいになるのかな。
それから「の」「よね」「でしょ」こういうのは若干女性っぽい。
まぁ、男性が全く使わないとか、これを使ったら女性っぽく聞こえちゃうとかではないです。
言い方次第かもしれないです、これは。
なんかさっきも言ったんですけど、女性の方が伸ばす音が多いって言ったじゃないですか。
だからイメージは、「〇〇なのぉ」とか「〇〇だよねぇ」とか「〇〇でしょぉ」っていう風に、ちょっとこれを伸ばすと、女性っぽく聞こえると思います。
はい、いっぱい紹介しましたが、参考になりましたかね?
ちょっとこれから日本語のコンテンツを色々見たり聞いたりする時に、男性と女性の言葉の違いを少し意識してみると面白いんじゃないかなと思います。
何回も言っているように、今日紹介したものが絶対ではないので、いろんな日本人の色んな話し方をぜひたくさん聞いてみてください。
今日はここまでです。
またね!