
今日のテーマは相撲です。
皆さん、相撲を見たことはありますか?
相撲は日本の国技と言われています。
国技というのは、その国の代表的なスポーツのことです。
皆さんの国の国技は何ですか?
相撲は日本で最も古くからある、一番古いプロスポーツなんだそうです。
すごく長い歴史のあるスポーツなんですね。
今日は日本の国技、相撲の歴史とかルールなどについて皆さんに紹介したいと思います。
まずは相撲の歴史についてです。
日本で相撲が始まったのは、今から1500年以上も前のことだと言われています。
相撲のようなスポーツ自体は昔から、千何百年も前からずっとあったんですけど、今の現在の相撲のような形になったのは江戸時代のことだと言われています。
なので、今の相撲にもこの時代の雰囲気が色々残っています。
例えば力士の髪型を見てください。
力士というのは、相撲をする人たちのことです。
野球をする人は野球選手、サッカーだったらサッカー選手って言いますけど、相撲の場合は相撲選手とは言いません。
普通、相撲取りとか力士と呼ばれます。
力士のこの独特な髪型を見てください。
この髪型は「まげ」と言います。
これは江戸時代の男性がしていた髪型です。
そしてこの人、この人は「行司」と言って、相撲の審判をする人です。
この人はサッカーの審判ですね。
イエローカードを持っているサッカーの審判ですけど、相撲の審判のことは行司と言います。
行司の服装を見てください。
行司も昔の人の格好をしていますよね。
こんな風に、相撲には昔の髪型や昔の服装がそのまま残っています。
ちなみに力士が巻いているこれ、これは「まわし」と言います。
今、日本には何人ぐらいの力士がいると思いますか?
2024年現在、約600人のプロの相撲取り、プロの力士がいるそうです。
お相撲さんはすごく体が大きいですよね。
力士の平均体重って、どれぐらいだと思います?
平均150キロぐらいなんだそうです。
次は相撲の大会の話をします。
力士たちは1年に6回、「本場所」と言われる、相撲の大会のようなものを行います。
本場所は15日間行われます。
つまり、15回相撲の試合をするんですね。
相撲の試合のことは「取組」と言います。
15日間取組をします。
それが1年に6回あるということです。
本場所は全国で行われます。
1月と5月と9月は東京で、3月は大阪で、7月は名古屋で、そして11月は福岡で行われます。
テレビでも中継されます。
確か夕方ですね。
私が子供の頃、一時期、母が相撲にハマっていた時期があったんですね。
母が相撲が好きだった時期がありました。
その頃は私は確か小学生だったんですけど、母と一緒に夕方よくテレビで相撲の中継を見ていました。
力士たちの順位のことを、相撲用語で「番付け」って言うんですけど、取組の成績によって、取組の勝ち負けによって、順位が入れ替わります。
番付けが入れ替わります。
今度は相撲の階級、ランクについて話したいと思います。
力士たちには階級があります。
ランクがあります。
一番強い力士は「横綱」と呼ばれます。
「横綱」の次は「大関」、その次は「関脇」、そして「小結」「前頭」と続きます。
その下にもたくさん階級があるんですけど、前頭までが「幕内力士」と呼ばれる強い力士です。
取組でたくさん勝っていい成績を残すと、ちょっとずつ階級が上がっていきます。
実は最近、力士の数は減少傾向にあります。
少しずつ減っているんですね。
残念ながら力士を目指す若い人の数が減っているみたいです。
でも実は代わりに、最近は外国人力士が増えてるんですよ。
特に多いのがモンゴル出身の力士です。
モンゴルだけじゃなくて、ヨーロッパから来ている外国人力士もたくさんいます。
今の横綱、一番強い力士ですね。
今の横綱は、照ノ富士という名前の力士なんですが、彼も実はモンゴル出身です。
照ノ富士は第73代横綱です。
これまでの大相撲の長い歴史の中で、73番目に横綱になった人です。
その一代前の72代横綱は日本人だったんですが、それよりも前、68代目から71代目の横綱は、全員モンゴル人でした。
そしてその前、67代目の横綱はアメリカ人、アメリカのハワイから来た力士でした。
そんな風に、結構近年は外国人力士が活躍しています。
ちなみに今の横綱の名前は「照ノ富士」と言ったんですけど、この名前は本名ではありません。
本当の名前ではないです。
これは四股名と言って、力士としての名前です。
お相撲さんはみんな四股名を持っています。
さっき相撲の勝負、試合のことを「取組」というと言いました。
じゃあ今度は取組の流れを紹介したいと思います。
相撲の取組が始まる前の様子、見たことある方はいますか?
取組前の力士を見ていると、なんか儀式のような、不思議な動作を色々しているんですよ。
初めて相撲を見た人は「何をしてるんだろう?」「なんで勝負を始めないんだろう?」って不思議に思うかもしれません。
でも、その動作1つ1つには、実はちゃんと意味があるんです。
今から1つ1つ、紹介していきますね。
まずは「力水」です。
この取組をする丸い場所のことを、「土俵」と言います。
土俵。
力士たちは土俵に上がる前に、力水と言われる水を口に含みます。
これ、何のためにするんでしょう?
これは、身を清めるために行います。
身を清める。
「身」は、体のことですね。
体を清める。
これは、体にある悪いものを追い払って、体を清らかな、綺麗な状態にするということです。
土俵は神聖な場所だと考えられています。
なので、神聖な場所に上がる前に、力水で身を清めます。
体を清めてから土俵に上がります。
実は私たちは、神社に行った時も同じようなことをします。
これ、神社ですね。
神社は神様がいる場所です。
神社に行くと、必ずこういう水がある場所があるんですよ。
神社に行くと、お参りをする前にこの場所でこう水をすくって、手を洗ったり水を口に含んだりします。
ここで身を清めてから中に入ってお参りをします。
相撲の力水もこれと同じ意味があります。
身を清めてから神聖な土俵に上がります。
それから力士がする不思議な動作、こんなのもありますよ。
しゃがんでパンと手を叩いて手を広げる動作です。
これにはどういう意味があると思いますか?
これは「何も武器を持っていませんよ。」「正々堂々と戦いますよ。」ということを相手に示すためなんだそうです。
それから、力士たちは取組の前に四股を踏みます。
両足を大きく開いて手を膝に当てて、右足と左足を交互に高く上げてドスンと下ろす、高く上げてドスンと下ろす。
この動作を「四股を踏む」と言います。
これにもちゃんと意味があります。
もちろんウォーミングアップ、取組前の準備の意味もあるらしいんですけど、それだけじゃないんです。
地面をドシンドシンと強く踏むことで、土俵にいる悪いものを踏みつぶして邪気を払う、悪い気を追い払うという意味があるそうです。
あとはこれ。
力士たちは取り組みの前に、なんか白い粉のようなものを土俵に撒いています。
白い粉を撒いています。
これ、何を撒いているかというと、塩なんですね。
白い粉の正体は塩です。
何のために塩を撒くんでしょう?
昔から日本では、塩は物や場所を清めると信じられています。
清める。
さっきの力水や四股と一緒ですね。
悪いものを追い払って、邪気を追い払って土俵を清めるために塩を撒きます。
あとは、例えば力士が土俵で怪我をしてしまったような時にも、土俵から邪気を払うために塩を撒くことがあるんだそうですよ。
そんないろんな儀式のような動作を行って、いよいよ取組が始まります。
相撲の勝負が始まります。
相撲を取る時、この行司さん、相撲の審判ですね。
行司がかける掛け声があるんですけど、知ってますか?
行司は相撲の取組中、「はっけよい、のこった」という掛け声をかけます。
「はっけよい、のこった、のこった、のこった」って言ってます。
不思議な言葉ですね。
どういう意味でしょう?
これは相撲の時にしか使わない言葉です。
まず「はっけよい」というのは、「発気揚々」という言葉から来ているんだそうです。
発気揚々っていうのも、使わない、私は聞いたことがない言葉なんですけど。
ま、これは「さあ、元気に頑張ろう」みたいな意味らしいです。
そしてこの「のこった」の部分、これは「残る」から来ています。
まだ2人とも土俵に残っている、つまり、まだ勝負が決まっていない、勝ち負けが決まっていない、
試合が続いているという意味で、「のこったのこった」と言うんだそうです。
相撲の勝ち負けがどうやって決まるか知ってますか?
どうなったら勝ちで、どうなったら負けか知ってますか?
土俵から外に出てしまうか、もしくは土俵の中で足の裏、ここ足の裏ですね、足の裏以外の部分が下についてしまったら、負けです。
足の裏以外なので、例えば倒されたり投げられたりして、お腹や背中が下についたらもちろんですけど、手をついてもダメです。
負けです。
こんな風に手をついても負けです。
試合終了です。
相撲にはいろんな技があります。
力士たちはいろんな技を使って相手を倒します。
相撲の技を「決まり手」って言うんですけど、決まり手の種類はなんと全部で82種類もあるんだそうです。
多いのは「寄り切り」という技と、「押し出し」という技です。
どちらも相手を土俵の外に押し出す技です。
でも押し出しは、相手の体を押して土俵の外に押し出すのに対して、寄り切りの方は相手のまわし、この部分ですね、まわしを掴んで土俵の外に出す技です。
他にも様々な技があります。
こういういろんな技を使って勝負をするんですが、相撲では勝つことを「白星」と言います。
白い星ですね。
逆に負けることは「黒星」と言います。
そして大勝利、素晴らしい勝利、素晴らしい勝ちのことを「金星」と言ったりもします。
白星や黒星や金星は、もともとは相撲用語で、相撲の世界で使われていた言葉です。
でも今では相撲以外でも、色んなスポーツでこの言葉が使われます。
よくスポーツニュースとかを見ていると、「白星をあげた」とか「黒星に終わった」という言葉を耳にします。
相撲を見ていると、時々、取組をしてどちらかの力士が勝った時に、お客さんが一斉に座布団を投げることがあります。
座布団というのはこういう座るクッションのようなものですね。
お客さんは座布団に座って相撲を観戦してるんですけど、その観客の人たちが一斉に、座っていた座布団を土俵に向かって投げることがあります。
なんで座布団を投げるんでしょう?
これは一番階級の高い強い力士、横綱が、格下の力士、つまり弱い力士に負けた時です。
格下の力士が横綱を倒した時、横綱に勝った時、観客が土俵に向かって座布団を投げ込むという習わしがあります。
今度は力士たちの稽古の話をします。
「稽古」というのは、練習、トレーニングのことです。
相撲の世界には、「相撲部屋」というものがあります。
相撲部屋は簡単に言うと、一緒に練習をするグループみたいな感じです。
例えば「双子山部屋」とか、「九重部屋」のように、それぞれ名前がついています。
今現在、全部で44の相撲部屋があるらしいです。
力士たちはみんなそれぞれ、どこか1つの相撲部屋に所属しています。
そこで生活をして、ご飯を食べて、そこで日々稽古をしてるんですね。
相撲部屋の一番偉い、トップの人のことを「親方」と言います。
大体、元力士、昔すごく強かった、昔活躍した元力士が、引退した後、相撲を辞めた後、親方になります。
親方がその相撲部屋の若い力士たち、弟子たちを指導します。
教えるんですね。
で、親方の奥さん、妻ですね、親方の奥さんは、「女将さん」と呼ばれます。
女将さんが若い力士たちのいろんな生活の世話をしたりします。
力士たちは強くなるために、毎日朝早くから稽古をしているんだそうです。
一番若いランクが下の力士たちは、朝5時から稽古を開始するんだそうですよ。
最後にお相撲さんの食事について少しお話しします。
お相撲さん、力士たちは体がすごく大きいですよね。
でも実は、1日に2食しか食べないんだそうです。
1日の食事は2回だけなんだそうです。
太るために、体を大きくするために、敢えて2食しか食べないんですって。
知ってる人もいるかもしれないんですけど、実はお腹がすごく空いている状態、空腹の状態で食べたほうが、太りやすいんだそうです。
何回もに分けて少しずつ食べるよりも、少ない回数で一度にたくさんの量を食べた方が太りやすいんですって。
だから痩せたい人、ダイエットしたい人は、食べる回数を増やして1回に食べる量を減らす方がいいんだそうです。
でも力士は体を大きくしたいじゃないですか。
太りたいですよね。
だから敢えて1日2食にして、1回にたくさんの量を食べるんだそうです。
日本では冬になると鍋をよく食べますよね。
鍋にもいろんな種類があるんですけど、その中の1つに「ちゃんこ鍋」という鍋があります。
野菜とお肉たっぷりの栄養満点の鍋です。
相撲部屋で力士たちが作って食べる食事のことを「ちゃんこ」と呼びます。
ちゃんこ鍋は、元々お相撲さんがよく食べていた鍋なので、「お相撲さんが食べる鍋」で「ちゃんこ鍋」と呼ばれています。
はい、ということで、今日は相撲について色々と紹介しました。
日本の国技なのに私も知らないことがたくさんあったので、今回調べてみてすごく勉強になりました。
ユーチューブにも過去の相撲の取組の動画などがたくさんあると思うので、興味を持った方は是非見てみてくださいね。
では、今日はここまでです。
またね!