
この写真を見てください。この人たち何をしてますか?お辞儀をしていますね。
皆さん日本人っていうとこういうイメージがありますか?いつもこうやって頭を下げているイメージがあるんですか?
確かに考えてみると、私もよくしてます。
1日に何十回してるんだろう。数えきれないくらいしてます。もうね、無意識にしてるんですよね。
あ、お辞儀しなきゃ、頭を下げなきゃって意識してしてるんじゃなくて、人に挨拶する時は無意識に頭が下がっています。
それくらい日本人にとっては当たり前のことなんですね。
先日皆さんから動画のトピックのリクエストをいただきました。そして皆さんに投票してもらいました。私に話してほしいトピックを選んでもらいましたね。
中級で一番多くの票を獲得したのが、日本の慣習っていうテーマだったんですよね。
日本の慣習?習わし?っていうテーマが1位だったんです。
1位だったんですけど、うーん...日本の慣習って言ってもちょっとテーマの幅が広いので、色々あるじゃないですか。
だから何について話したらいいかなぁとちょっと悩んだんですが、私たち日本人が毎日毎日習慣的にやっているお辞儀について話すことにしました。
まずはお辞儀っていつするのか。どんなときにするのか。
お辞儀は挨拶をする時にします。
朝だったら「おはようございます」昼だったら「こんにちは」夜だったら「こんばんは」仕事の時だったら「お疲れ様です」とか。
人よりも先に帰る時だったら「お先に失礼します」とか。
こんな風に誰かに挨拶をする時に頭を下げます。
あとはお礼を言う時ですね。「ありがとうございます」「助かります」ってお礼を言うときにも、頭を下げます。
それから謝るとき。「すいません」「ごめんなさい」って謝るとき。
あとはお願いする時。何かを頼む時。「宜しくお願いします」「これお願いします」って頭を下げます。
元々このお辞儀っていつ始まったかというと、500年から800年頃に中国から日本に伝わったんだそうです。
元々は頭を下げることで相手に対して「敵意がありませんよ」「攻撃しませんよ」ということを示していたんだそうです。
今はちょっと違いますね。今は相手に対する敬意を示すためにお辞儀します。
なので基本的には家族とか友達に対してはお辞儀はしません。
日本語って言葉にも敬語とタメ口ってありますよね。
目上の人とか、あとはよく知らない人、親しくない人に対して使う丁寧な言葉と、家族とか仲の良い親しい友達に対して使うカジュアルな言葉。
これを使い分けています。
お辞儀はタメ口を使う相手に対してはしません。丁寧な言葉、敬語を使って話すような人に対してします。
ネットでお辞儀のことを調べていて、こんな画像を見つけました。
お辞儀にも3種類あるんですって。私これ知りませんでした。
15度のお辞儀、30度のお辞儀、45度のお辞儀。角度が3種類あります。
お辞儀の深さ、どのくらい深く頭を下げるか。軽く頭を下げるのか、もうちょっと深く頭を下げるのか、更に深く頭を下げるのか。
私は「あ!今は30度のお辞儀!」とか「今は45度のお辞儀」とか、細かい角度まで意識したことはないですけど、
でも言われてみると確かに状況とか相手に応じてお辞儀の角度を変えていますね。
その状況とか相手によって、軽くお辞儀をすることもあれば、もう少し深く頭を下げることもあれば、もっと深く頭を下げることもあります。
多分私も含めて日本人はみんな、お辞儀の深さを状況に応じて自然と使い分けていますね。
ちなみに軽く頭を下げるお辞儀のことを会釈とも言います。私が普段の生活の中で一番よくするのは会釈ですね。
会釈はね、本当によくしてます。例えば、私毎日娘を保育園に送っていくんですね、朝。
朝車で保育園に連れて行くんですけど、そうするとそこで他のお父さんお母さんたちとすれ違うじゃないですか。
その時に軽く会釈しながら「おはようございます」「あ、どうも」「あ、おはようございます」って言いながら歩いています。
すれ違いざまに「どうも~」って挨拶する時には、そんなに深いお辞儀はしません。
いちいち立ち止まって深く頭を下げて「おはようございます」って言ったらちょっとおかしいです、逆に。
保育園で保育園の先生に娘を預けますよね。その時も「お願いします」って会釈しながら娘を預けます。
夕方仕事が終わって娘を保育園に迎えに行くときにもいろんなお父さんお母さんに会うので
「こんにちは」「こんにちは」「お疲れ様です」って言います。
で、先生にも「ありがとうございました」「さようなら」「また明日よろしくお願いします」って言いながら帰ります。
あとはどんな時に会釈をするかな。
車を運転しているとき、狭い道路を通るときに、向こうから来る車が止まってくれて私を先に行かせてくれたとします。
そういう時もすれ違う時に先に行かせてくれたので譲ってくれたので「ありがとうございます」と頭を下げながら行きますね。
あとなんか、普通に物を落として、例えば鍵を落として誰かが拾ってくれたら「ありがとうございます」とか。
ちょっと人とぶつかっちゃったりしたら「あ、すいません」あと人がたくさんいるところを通りたいとき「すいません、すいません」って言いながら通ったり。
そんな感じです。
なのでまあ普段の生活の中で軽く挨拶する時とか、ありがとうって伝える時とか謝る時とか、そういう時はこの会釈を必ずしてます。
仕事のとき、ビジネスの場面で挨拶をする時には、うーん、この30度のお辞儀、もうちょっと深いお辞儀をすることが多いと思います。
ものすごく偉い人に挨拶をするとか重要なお客さん取引先の人に挨拶をするとか、
あとはものすごい感謝を伝えたいときとか、逆にすごく申し訳ない謝罪の気持ちを伝えたいとき。
そういうときには更に深いお辞儀をします。
相手を敬う気持ちが強ければ強い程、
それからありがとうございますっていう感謝の気持ちとか、申し訳ございませんっていう謝罪の気持ちが強ければ強い程、
お辞儀が深くなると思ってたらいいです。
普段の生活では、さっきも言ったように軽い会釈をすることが一番多いですね。
普段の生活で深いお辞儀をすることはほとんど無いと思います。
なので皆さん会釈をマスターするといいと思いますよ。
このお辞儀の深さは特に意識してるわけじゃないですけど、自然と使い分けている気がしますね。面白いなと思いました。
挨拶をする時にお辞儀をするっていう日本の習わしは、日本人なら誰でも身についています。子供の頃から身についてます。
私には2人子供がいます。7歳の息子と3歳の娘がいますね。
さすがに下の子はまだお辞儀はしません。でも上の子はしますよ。
例えば子供が道を歩いています。で、道路を渡りたい。
ここで待ってる時に、こっちから来た車の人が止まってくれて渡らせてくれたとします。
そしたら小学生の子供でも、この運転してる人の目を見て会釈しながら渡って行きます。
あと公園で遊んでるとき。例えば公園でボール遊びをしてる時に、ボールがどっかに転がっていっちゃったとします。
で、誰か知らない人がボールを拾って渡してくれたとします。
そういう時も、頭を下げて受け取ってきます。ありがとうございますって言ってボールを受け取ります、7歳の子供でも。
もう染み付いてるんですね。
多分小さい時から周りの大人がそうやって頭を下げて挨拶する姿をずっと見て育っているので、真似をしているんだと思います。
それもあると思うんですけど、日本の小学校では、毎日、1時間目国語、2時間目算数、3時間目社会って授業がありますよね。
その授業の前と後に先生にお辞儀して挨拶をするんですよ。これは昔からそうです。私が子供の時もそうしていたし、今の子供たちもみんなそうしています。
例えば1時間目の授業が始まるとき、先生が「じゃあ始めましょう」って言ったら、
その日の日直って言うんですけど、係の子が号令をかけます。
私たちの頃は立ってました。「起立」って言ったら立ち上がって「気をつけ」って言ったらピシッとします。姿勢を正します。
だらーんってしたらダメです。ピシッと姿勢を正して「礼」って言ったら先生に向かってお辞儀をして「お願いします」と言います。
で、日直の子が「着席」と号令をかけたらみんなで座ります。そして授業を始めます。
授業が終わった後も、先生が「じゃあこれで終わります」って言ったら、また係の子が「起立」って言います。
みんなで立って「気をつけ」でピシッとして「礼」って言ったらお辞儀をして「ありがとうございました」「着席」と言ったら座って授業が終わります。
息子の学校では今どんな風にやってるのか、昨日聞いてみました。
「授業の前後の挨拶ってどうやってしてるの?」って。
息子の学校では起立はしないそうです。座ったまま、座った状態で日直の子が「姿勢を正してください」と言うそうです。
だからこうやって座って挨拶しちゃいけません。
「姿勢を正してください」と言ったらみんなピシッと。背筋が曲がっちゃいけません。ピッと背筋を伸ばします。
日直の子が「今から1時間目の学習を始めます。礼」と言ったら、みんなで先生に向かって「お願いします」と言うんだそうです。
で、授業が終わった後もまた「姿勢を正してください。礼」「ありがとうございました」で授業が終わるんだそうです。
こういう風に小さい時から日本の子どもたちは、先生に対して頭を下げて、
「授業お願いします」「授業してくださってありがとうございました」っていう挨拶を毎日毎日1日に何回もやってるんです。
なのでもう、人に挨拶をする時は頭を下げるっていうのが習慣になってるんだと思います。体に染みついています。
どれぐらい染みついているかと言うと、よく日本人は電話中にも頭を下げています。
私もそうです。電話なので当然、頭を下げても相手には見えませんよね。
見えなくても、もう無意識に「ありがとうございます。はい、よろしくお願いします。失礼します。」ってずっと頭を下げてます。
冷静に考えるとちょっとおかしいですね。でももう癖になってるんですね。
今日は日本のお辞儀の文化について話しました。
私も今回、毎日当たり前のようにしているお辞儀について改めて考えてみて、すごく面白かったです。
今日はこれでおしまい。またね。