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こんにちは。
今日はですね、私が少し前にSNSで見たある投稿をきっかけに思ったことについてお話ししたいと思います。
その投稿は、確かインスタだったかな。
で、投稿した人、投稿者の方はおそらくアメリカ人かな。
うん。
ま、違うかもしれないけど、多分、英語圏の国の女性の方でした。
英語で投稿されていました。
皆さん、JALって知ってますかね?
JALっていうのは、日本の航空会社の名前です。
大手の、日本の主要な航空会社なんですけど、その私が見たインスタの投稿の投稿者の人は、JALの飛行機を赤ちゃん連れで利用したみたいなんですよ。
何歳か分かんないけど、小さい子供と一緒にJALの飛行機に乗ったらしいんですよね。
飛行機って、乗る前、チェックインの時に座席指定ができるじゃないですか。
窓側の席がいいとか、通路側の席がいいとか、座席を選べますよね。
座席指定ができます。
で、その投稿者の方が、チェックインの時、座席を予約する画面に、「その席に赤ちゃんが、乗っていますよ」っていうことを示す
「乳幼児マーク」が表示されているということに対して、すごく怒ってるっていう内容の投稿だったんですよ。
どういうことか、ちょっと説明しますね。
JALでは、3歳未満、つまり2歳以下の乳幼児が座る座席には、「この席にはちっちゃい子が乗りますよ」っていうことが、他のお客さんにも分かるように、
赤ちゃんのマークが表示されるんだそうです。
で、ま、その座席を選ぶ画面で、他の乗客はどこに赤ちゃんが座るか、どこにちっちゃい子供が座るかっていうのを分かった上で、自分の席を選べるんだそうです。
ま、そういうサービスをJALは導入しているんですね。
で、そのインスタの投稿者の人は、それを見てこんな風に解釈したみたいなんですよ。
「赤ちゃんは泣いたり騒いだりして迷惑だから、他の乗客が赤ちゃんの近くの席を避けて、周りにちびっこがいない席を選べるようにしてある。
日本っていう国は、子育て世代、小さい子供がいる世代に対して、すごく冷たい社会だ。
そしてこんなサービスを導入してJALに対してもすごく残念。」みたいな。
怒りとか、憤りを感じるみたいな投稿をしてたんですよね。
ここまで聞いて、皆さん、どう感じますか?
正直これだけ聞くと、確かに「あー、日本って子育てしづらいんだな。」とか、「日本ってあんまり、乳幼児に対して寛容じゃないんだな。」
「広い心で受け入れてくれる社会じゃないんだな。」とかね、うん、「あ、だから日本って少子化が進んでるんだ。」とか思う部分もあると思うんですよ。
ま、私もそう思う気持ちがゼロではありません。
その投稿を見た時、私はこの投稿に対してどんな意見が出るのかなってちょっと気になって、コメント欄を見てみたんですよ。
SNSって、いっつも思うんですけど、なんか、ある出来事のその裏事情とか、そうなった背景とか経緯とかを、こう、詳しく知らないまま、
「こうなんだ!」っていう自分の思い込みとか、その場の、その時の感情だけで投稿してしまう人が多いですよね。
詳しいことを知らずに、自分の勝手な解釈で、自分の勝手な捉え方で、投稿する人がたくさんいる。
そしてそれを見た人たちが、また詳しいことを調べもせず、「そうなの?ひどい!」って言って、拡散する。
広めていく。
ま、そういうことがSNSってよくありますよね。
だから気をつけないと怖いなって思います。
だから、ま、1つの投稿を見た時に、「本当かな?」って疑ってみたり、コメント欄で他の人の意見を見てみたりするのはすごく大事だと思います。
はい。
で、ま、ちょっとあの、話を戻すと、私はそのJALに関する投稿を見た時に、「あ、この人はこう言ってるけど、他の人はどう感じるんだろう?」って思って、
コメント欄を見てみたんですよ。
そしたらコメント欄には、おそらく日本人と思われる人たちからのコメントがたくさんありました。
たくさんの人がなんと、「いや、実は違うんですよ。
日本の航空会社の乳幼児マークは、赤ちゃんを避けるために設けられてるマークじゃないんですよ。」って書いてたんですよ。
他の乗客の人が赤ちゃんが近くにいない席を選べるように、そのマークを画面に表示しているわけじゃないって、多くの人が言ってるんですよね。
え、じゃあ何のため?って思うじゃないですか。
皆さん、想像つきますか?
これ、調べてみたところ、この座席指|定時に、座席を選ぶ時に、乳幼児マークを表示するサービスは2013年に始まったそうなんですけど、
これは実は、他の乗客じゃなくて、赤ちゃん連れの親からの要望で導入されたそうなんですよ。
ま、もちろんね、赤ちゃんの近くだと、泣いたりしてうるさいから嫌だ、避けたいっていう人もたくさんいると思うんですよ。
それは全然そう思うのは、あの、悪いことじゃないと思うし、疲れてね、飛行機でちょっと寝ようって思ってる時に隣の席で赤ちゃんが泣いてたら誰だって嫌ですよね。
だからもちろんそう思う人もいっぱいいるだろうし、そういう声も、そういう要望も、いっぱいあっただろうと思うんですけど、
でも、ま、JALは公式に、「このマークを導入した最大の理由は、赤ちゃん連れのお客様からの要望です。」っていう風に発表してるんですよね。
じゃあ、なんでお父さんお母さん達は、わざわざ、「この席に赤ちゃん座りますよ」っていうことを、表示してもらいたいって思うんでしょうか?
この理由が、私すごく、あ、日本人的な考えだなって思って面白いなと思ったんです。
だからそれをちょっと皆さんにシェアしたいなって思って、今この動画を作ってるんですけど。
その理由っていうのは、「近くに乳幼児が座りますよ」っていうのを、こう周りの席のお客さんに、事前に知っててもらう方が、
周りの人に迷惑になりにくいと思うからということなんですよ。
これ私すごく共感できます。
私も今でこそもう子供たちある程度大きくなったので、ま、大丈夫ですけど、やっぱり2歳、3歳ぐらいまでの時って、
子供と一緒に外出する時、特に飛行機とか電車みたいなその閉じられた空間に、こう、長い時間いなきゃいけない時って、すごく心配なんですよね。
「泣いちゃったらどうしよう」「騒いだらどうしよう」「周りのお客さんに迷惑かけちゃったらどうしよう」ってすごく心配です。
JALの乳幼児マークは、そんなお父さんお母さんの不安を少しでも軽くする、少しでも軽減するという目的があるんだそうです。
乳幼児マークが、乳幼児を連れたお父さんお母さんの安心感に繋がるということなんですね。
どういうことかもうちょっと詳しくお話しすると、その乳幼児マークが付いてる席の近くの席を取った人っていうのは、
近くに赤ちゃんがいることを承知で、知った上で、その席を選んでるわけじゃないですか。
ま、もちろん他にも席が空いてなかったから仕方なく選んだのかもしれないけど、いずれにせよ、事前にそれを理解した上でその席に座るわけですよね。
そう思うことで、少しお父さんお母さんが安心できる。
例えば、何も知らずに席を取って、で、いざ飛行機に乗ったら隣が赤ちゃんだった。
「え、ちょっと嫌だな。」って思われてしまうよりかは、あらかじめ、先に、もう隣が赤ちゃんなんだってことを知ってくれている
って思えた方が、確かに少し気持ちは楽だと思います。
赤ちゃんを連れてる人としては。
伝わりましたかね。
ま、JALのこのサービスにはそういった意図、そういった理由があるんだそうです。
あとね、赤ちゃん連れのお客さん同士がそのマークを見て、「あ、ここだったらお互い様だから安心」と思って、
敢えて赤ちゃんの近くに席を取るっていうことも多いんだそうです。
これも私すごく分かりますね。
その気持ち。
お互い様。
うちの子も泣いて迷惑かけちゃうかもしれないけど、そちらのお子さんが泣いても私は大丈夫ですよ。
お互い様ですから、ってことですね。
すごく理解できますね。
なんか、ちょっと話が逸れるんですけど、私、前住んでいたマンションは、子育て世帯が多いマンションだったんですよ。
ほとんどが、あの、うちと同じか、もっと小さいお子さんがいる家族ばっかりが住んでるマンションだったんですよね。
その時すごく気持ちが楽でした。
少しまぁうるさくしたとしても、周りもみんなそうだから、お互い様。
お互い仕方ないって思えるから、気持ちが楽だったんですよ。
でも今住んでるこのマンションは、もう少し上の世代の人たちが多く住んでるマンションなんですよね。
子供は少ないです。
だから、前のマンションの時に比べると、「あ、うるさくして迷惑かけたら悪いな」っていう気持ちが強いんですよね。
それとなんかちょっと似てるなって思いました。
JALのお話に戻ります。
私自身、もし子供が赤ちゃんの頃にこのサービスを利用してたとしたら、「ありがたいな」「気持ちが楽だな」って感じたと思います。
皆さんはどうですか?共感しますか?
「分かるー」って思いますか?
んー、どうかな?皆さんがどう感じるか分からないですけど、あの、ま、私が色々見た記事などによると、
これって日本特有の価値観なのか、海外の人にはあまり理解されにくいみたいです。
実際にJALでこれが導入された当時、イギリスのBBCとか、アメリカのニューヨークタイムズなどのメディアでは、
「日本の航空会社が赤ちゃんを避けるためのサービスを開始した」みたいな形で、そういうヘッドラインで報道されて、
ま、一部批判もあったそうです。
ま、動画の冒頭で紹介した投稿者の人もそんな風に解釈をして怒ってたんですね。
私は先ほども言ったように、このサービスが導入されたそのいきさつ、経緯にはすごく日本人的な価値観が表れてるなって思います。
それはつまり、「人に迷惑をかけたくない」という考え方です。
人というか、他人と言った方がいいかもしれません。
家族とかじゃなくてね、他所の人、外の人、うん、他人に迷惑をかけたくない、かけてはいけないっていう気持ち、日本人はすごく強いですよね。
日本では、小さい頃から家庭で親から受ける教育、しつけの中でもそうだし、学校教育の中でも、「人に迷惑をかけない」っていうのは、
すごく大切なこととして教えられます。
私もそうしつけられてきました。
親にそう教えられてきました。
学校でもそう教えられてきました。
そして、私も子供がいますから、子供たちをしつけるわけですけど、私自身も自分の子供たちに注意する時、
「人に迷惑をかけるかどうか」っていうのが、大きな判断基準になってる気がします。
迷惑をかけるかかけないかが基準になってて、あ、これは迷惑をかけるから、注意しよう。
これはオッケーみたいな。
こう判断基準になってるんですね。
私が普段子供を注意する時の大半は「迷惑になるからやめなさい」ですね。
今気づきました。
ま、特に意識してるわけじゃないですけど、多分自分がそうしつけられてきたので、自分も同じようにしてるんだと思います。
人の迷惑になるからそれはしちゃダメとか、ここだと迷惑になるから向こうでしなさいとか、
約束の時間に間に合わないと迷惑になるから急ぎなさいとか。
なんかそういうことをよく言ってますね。
ま、そうやって、「なるべく人に迷惑をかけないようにしよう」っていう考えが日本人には染みついてるんだと思います。
この考え方って、どうだろう、ま、悪く言えば、周りばっかり気にして自分の意見がないとか、自己主張ができないとか、
ま、そういう風にも捉えられるかもしれません。
もちろん、そういう側面もあると思います。
それも一理あると思います。
でも、もう一方では、その「人に迷惑をかけたくない」という価値観があるからこそ、日本は多くの人が、ほとんどの人が当たり前に
社会のルールを守るし、世界的に見ても治安が良くて、安全で、衛生的、清潔な社会を維持できているんだとも思います。
で、あとちょっと面白いなと思ったのが、この、人に迷惑をかけたくないという意識が日本語にも表れてるなって思いました。
日本語って、人に何かをしてもらう時、人に何かをお願いする時に文の頭につけるクッション言葉がいっぱいありますよね。
ま、特にビジネスのシーンとか、接客の場面、お店の人がお客さんに対して話す時とか、あとは目上の人と話す時によく使う言葉ですけど、
人に何かしてもらう時、「お手数をおかけしますが」とか、「お手数ですが」みたいなクッション言葉をよく使いますよね。
「お手数おかけします」というのは、ま、「時間や手間を取らせてしまいます。
すいません、申し訳ない。」という気持ちが込められている言葉ですね。
他にも「ご面倒をおかけしますが」とか、「ご迷惑をおかけしますが」、「大変恐縮ですが」、「恐れ入りますが」とか、
人に何かちょっと手間を取らせてしまう時に、そういった言葉を文の頭に付けますね。
これって全部、「あ、迷惑かけちゃって悪いな」っていう気持ちを表しています。
皆さんの母語にも似たような表現ってありますか?
どうなんでしょう。
あとね、よく思うのが、日本人って、感謝の気持ち、ありがとうの気持ちを伝える時に、「すいません」って謝ることがよくあるんですよね。
何か人にしてもらって、普通に考えたら「ありがとうございます」って感謝の言葉を言うべき場面で、
代わりに「あ、すいません」とか、「あーごめんなさいね」って謝ることが多いんですよ。
私もよくやってます。
例えば電車で席を譲ってもらって、「あ、すいません」とか、なんか落としたものを拾ってもらって、「あ、すいません」とか、よく言います。
私は結構、「あ、すいません。ありがとうございます。」って両方言うかな。うん。
でもまず最初に、第一声で出てくるのは、ありがとうじゃなくて、すいませんの方なんですよね。
してもらっちゃって悪いなっていう気持ちが先に来る気がします。
もちろん人によると思うんですけど、私は無意識に「すいません」を先に言うことが多い気がします。
人に迷惑をかけたくないっていう価値観が、言葉にも表れていて、すごく面白いなと思いました。
はい、今日は、とあるインスタの投稿をきっかけに考えた、日本人らしさについてお話ししました。
皆さんはどう感じましたか?
赤ちゃん連れのお父さん、お母さんたちが周りの人に迷惑かけたら嫌だなって、不安に思う気持ちを少しでも軽減するために導入された乳幼児マーク、
皆さんは理解できますか?
日本人のパパママの気持ちに共感できますか?
それとも、ちょっと理解できないなと思いますか?
はい、皆さんの感想が気になります。ぜひ教えてください。じゃあ今日はここまでです。
またね!