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今日は昔話をします。
お話の題名は「春の空気」といいます。
春の空気。空気って何ですか?
空気はいつも私たちの周りにあります。ここにあります。
目には見えません。
触ることはできません。でも私の周りにも今、空気があります。
春の空気ってどんな空気でしょう?
冬の空気は冷たいです。冷たいです。
春の空気っていうと、暖かくて気持ち良さそうですよね。
今日のお話のタイトルは「春の空気」です。
「春の空気」という話を始めます。
昔あるところにお寺がありました。
この人はお寺の和尚さんです。こっちは小僧さんです。
小僧さんというのはお寺で修行中の若い人です。
ある春の日、和尚さんが日向ぼっこをしていました。
日向ぼっこ。これは木です。これは太陽です。お日様です。こっちはお日様の光が当たります。
日が当たっています。こっち側は日が当たりませんね。
木があるので日が当たりません。
こっちは日陰です。日向、日陰。
ある春の日、和尚さんが日向で太陽の光を浴びて温まっていました。
日向ぼっこしていました。
春の空気はぽかぽかして気持ちいいです。
春のいい香りがします。のんびり日向ぼっこしてた和尚さんはこう思いました。
「あぁ気持ちいい。そうだ!この入れ物の中に、この春の空気を入れておこう。
春のいい香りのする空気を冬まで取っておこう。
これに入れて取っておこう。そして寒い冬が来たらこれを吸おう。」和尚さんは蓋を開けて、入れ物いっぱいに、春の暖かいいい香りの空気を入れました。
そしてしっかり蓋を閉めました。
「冬になって蓋を開けるのが楽しみだなぁ。」和尚さんは冬を楽しみにしています。
ところがある日なんと、何も知らない小僧さんが入れ物の蓋を開けてしまったんです。
中からは春の香りの空気と「春の空気」と書かれた紙が出てきました。
それを見た小僧さんは「あ!しまった!和尚さんの大切な春の空気を出してしまった!どうしよう。」と思いました。
小僧さんは、どうしよう、どうしようとしばらく考えた後、春の空気を全部出して、
なぜか代わりにブーっと自分のおならを入れて蓋をしました。
やがて、夏が終わって秋が終わって冬が来ました。
春の空気を吸うのを楽しみにしていた和尚さんが蓋を開けると、プーンと臭い匂いがします。
和尚さんは「臭い!なんだこの匂いは!」と言って鼻をつまみました。
和尚さんはがっかりしてこう言いました。
「そうか…春の空気が夏の間に腐っちゃったんだな。」
おしまい。