
今日は「こぶとりじいさん」という日本の昔話をします。昔々あるところに、おじいさんがいました。
おじいさんの右のほっぺにはこぶがありました。
隣の家にもおじいさんが住んでいました。隣の家のおじいさんは左のほっぺにこぶがありました。
右のほっぺにこぶがあるおじいさんは、とても優しいおじいさんでした。いつもにこにこ笑っています。
明るい性格のおじいさんでした。左のほっぺにこぶがあるおじいさんは、意地悪なおじいさんでした。いつもぷんぷん怒っています。
暗い性格のおじいさんでした。
ここは山です。
ある日、右のほっぺにこぶがある明るくて優しいおじいさんが、山で仕事をしていました。
するとポツリ、ポツリ、ポツリ。雨が降り出しました。ザーザーザー。大雨になりました。
雨が降ってきたので、おじいさんは仕事をやめて穴で雨宿りをすることにしました。
雨宿りをしているうちに、いつの間にか眠ってしまいました。目が覚めました。
目が覚めると、楽しそうな声が聞こえます。外を見てみると、鬼たちが楽しそうに踊っています。
おじいさんは「鬼だ!怖い」と思いました。でもだんだん「楽しそうだな」と思って自分も踊りたくなりました。
おじいさんは外に出て、鬼たちと一緒に踊り始めました。
明るいおじいさんは踊りがとても上手です。
おじいさんの楽しい踊りを見て鬼たちも喜んでいます。
鬼たちはおじいさんのことを気に入りました。そして「明日もまた来てくれ。明日もここに来て踊ってくれ。」と言いました。
鬼たちはおじいさんの右のほっぺのこぶをとります。
「このこぶを預かっておく。明日もまたここに来たらこぶを返してやる。」と言いました。
おじいさんは家に帰りました。この出来事を隣の左のほっぺにこぶがあるおじいさんに話しました。
隣のおじいさんは、いいなぁ、自分も鬼にこぶを取ってもらいたい!と思いました。
そして「明日はわしが行く!」と言って、次の日鬼のところに行きました。
また鬼たちが楽しそうに踊っています。鬼たちは明るいおじいさんが来るのを楽しみにしています。
明るいおじいさんの踊りを楽しみに待っています。
そこへ左のほっぺにこぶがあるおじいさんがやってきました。
そして踊り始めました。でも実は、暗くて意地悪なおじいさんは踊りが好きじゃありません。
本当は踊りたくありません。
踊るのが嫌です。我慢して嫌々踊っていました。
踊りが嫌いなおじいさんの踊りは楽しくありません。
鬼たちは怒ってしまいました。そして「もう来るな!帰れ!」と言って明るいおじいさんのこぶを暗いおじいさんの右のほっぺにつけました。
意地悪なおじいさんは、両方のほっぺにこぶがついてしまいました。
おしまい。