
こんにちは。皆さん落語って知っていますか?落語。これが落語です。
簡単に言うと、日本の昔のお笑いです。コメディです。
この人は落語家です。この人たちはお客さんです。
落語を聞きに来たお客さんです。
落語を見に来たお客さんです。笑っていますね。あはは、はははって笑っています。
涙を流して笑っています。
落語家は面白い話をします。
そしてお客さんを笑わせます。今日は落語の有名な話を1つ紹介します。
「まんじゅうこわい」というタイトルのお話です。
まんじゅうって知ってますか?これがまんじゅうです。まんじゅうは食べ物です。日本のお菓子、和菓子です。甘くて美味しいです。
食べたことありますか?この男の人を見てください。
この男の人は怖がっていますね。怖がってます。何を怖がってますか?
蛇を怖がっていますか?
違いますね。お化けを怖がっていますか?
何を怖がってますか?
この人はまんじゅうを怖がっています。
「まんじゅうこわい」とまんじゅうを怖がっています。
まんじゅうって怖いですかね?
怖くはないですよね。でもこの人はまんじゅうが怖いらしいです。
皆さんは何が怖いですか?蛇が怖いですか?
おばけが怖いですか?何が怖いですか?
それでは「まんじゅうこわい」のお話を始めます。「まんじゅうこわい」
若者たちが集まっています。
子供たちが集まっていますか?
いいえ、子どもたちは集まっていません。
お年寄りが集まっていますか?おじいちゃんおばあちゃんが集まっていますか?違いますね。
誰が集まっていますか?
若者が集まっています。
若者が集まって何をしていますか?
若者が集まってみんなでサッカーをしていますか?
違いますね。じゃあゲームをしていますか?
違います。
集まってみんなで何をしていますか?
お喋りをしています。お喋りをしています。
何について喋ってるんでしょう?
見てください。何について喋ってますか?
好きな食べ物について喋っていますか?好きな食べ物についてじゃないですね。
違いますね。じゃあ好きな女の子について喋っていますか?
いいえ、違います。好きな食べ物についてでも、好きな女の子についてでもありません。
何について喋っていますか?
若者たちは怖いものについて喋っています。自分の一番怖いものについて喋っています。
1人目の男がいます。「俺は蛇が一番怖いな。ニョロニョロして気持ち悪い。」2番目の男はこう言います。
「俺は蜘蛛かな。足が長くて気持ち悪い。」
3番目の男はこう言います。
「俺はお化けが怖いよ。考えただけでゾッとする。」
4番目の男はこう言いました。「俺は毛虫が一番苦手だな。チクチクしてて、あぁ気持ち悪い。」若者たちはそれぞれ自分の一番怖いものについて話していました。
それを黙って聞いている男がいました。この人の名前は辰さんといいます。
辰さんは、みんなが怖いものについて話しているところを黙って聞いていました。それからみんなに言いました。
「みんな何言ってんの?情けない。蛇なんて全然怖くない。蜘蛛が怖い?蜘蛛のどこが怖いんだよ。
おばけなんていないし、毛虫だってちっとも怖くない。俺には怖いものなんてない。この世の中に怖いものなんて1つもない。」
するとみんなが一斉に言いました。「いやぁ嘘でしょう、辰さん。辰さんにだって1つくらい怖いものあるでしょ。」
辰さんは言います。「いや、俺には怖いものなんて1つもない。」「本当に!?辰さん、1つくらいあるでしょ。」
「いいや、俺は何にも怖くない。」辰さんはずっと否定します。「いいや、俺は何にも怖くない。怖いものなんか1つもない。」
しばらくずーっと否定していました。
でもあんまりみんなが「あるでしょ!なんかあるでしょ!教えてよ。教えてよ。」と言ってくるので、
ついに辰さんは白状しました。本当のことを言いました。
「実は1つだけあるんだ…1つだけどうしても怖いものがあるんだよ。」
みんなは「やっぱりね。やっぱりそうだと思ったよ。」と言いました。
そしてみんなは気になりますね。辰さんの怖いものが気になります。「で…辰さんの怖いものって何なの?」「なになに?」みんなで聞きました。
辰さんは少し考えてこう言いました。
「実は…俺まんじゅうが怖くて…」
みんなは「え?」となりました。「え?まんじゅう?まんじゅうのどこが怖いの?」みんなが聞きます。
すると辰さんは「あー怖い怖い。怖い怖い。まんじゅうのことを考えただけで鳥肌が立ってきた。あー怖い怖い。」と言って、隣の部屋に逃げていきました。
そして部屋の中で布団を被って「まんじゅう怖い。まんじゅう怖い。」と震えていました。
ブルブル震えていました。
男のうちの1人が「そうだ!良いことを思いついた。辰さんをもっと怖がらせてやろう。」と言いました。
そしてみんなは辰さんにいたずらすることにしました。みんなは町へ行きました。そして町中のまんじゅう屋さんに行きました。
町中のまんじゅう屋さんでまんじゅうをたくさん買いました。そして大量のまんじゅうを持って辰さんのところに行きました。
そして部屋の中にまんじゅうを投げ入れました。
辰さんは「まんじゅうだー!まんじゅう怖いよー。」と言いながら逃げ回っています。逃げ回っています。
みんなはそれを見て笑っていました。どんどんどんどんまんじゅうを投げ入れました。
すると辰さんは「あー怖いよ。あ!そうだ!怖いから全部食べてしまおう。全部食べて無くしてしまおう。」と言って、まんじゅうを拾って食べ始めました。
「あーまんじゅう怖い。このまんじゅうも怖い。これも怖い。怖いから全部食べよう。」
そして全部まんじゅうを食べ終わった後「あーまんじゅう怖かった。」と言いました。
覗いていた男たちはやっと気づきました。辰さんに騙されていたんだと気づきました。
みんなは「くそー!騙された!」と悔しがりました。そして怒って辰さんに言いました。
「辰さん!お前の本当に本当に怖いものは何だ!教えろ!」すると辰さんはまた怖がったふりをして言いました。
「わかったわかった。俺が本当に怖いもの教えるよ。まんじゅうをいっぱい食べたから、今は、そうだなぁ…お茶が怖い。」おしまい。
今日は「まんじゅうこわい」という落語の話を紹介しました。いかがでしたか。
今日はこれでおしまい。またね。