
この人、知っていますか?この人、見たことありますか?
この人は宮沢賢治という日本の有名な作家です。本を書く人です。主に子供向けの話や詩を書いていた人です。
宮沢賢治の代表作、えー、彼が書いた有名な、代表的な作品には、例えば「注文の多い料理店」や「銀河鉄道の夜」という作品があります。
聞いたことありますか?今日の動画では、宮沢賢治が書いた「雨ニモマケズ」という詩を紹介します。
まず最初に彼のことを少し紹介します。宮沢賢治は1896年生まれです。岩手県で生まれました。東北地方の岩手県出身の作家です。
えー、彼はですね、1933年に37歳という若さで亡くなってしまいました。病気でなくなりました。
実は宮沢賢治は本人が生きていた頃は無名の作家だったんですね。有名じゃありませんでした。無名でした。
生前、まだ宮沢賢治本人が生きていた頃には、彼の作品はあまり多くの人には読まれていませんでした。
宮沢賢治は、本人の死後、亡くなったあとに有名になりました。
今では、日本では知らない人はいないくらい有名です。
みんなが知っている有名な作家です。
宮沢賢治の作品は日本の小学校の国語の教科書にもいくつも載っています。
今日紹介する雨ニモマケズという詩も私は小学生のときに読みました。
小学校の国語の教科書で読んだ記憶があります。
その当時はあんまりよく分からなかったんですけど、大人になった今、改めて読んでみたら、
すごくいい詩だな、すごく考えさせる深い詩だなと思いました。なので皆さんにも紹介したいなと思ってこの動画を作ることにしました。
まず、宮沢賢治が書いた詩をそのまま読みます。そのまま朗読します。またあとで、少しずつ区切って、絵を描きながらもう一度、読みたいと思います。
ではまず1回読んでみます。聞いて下さい。
雨にも負けず風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち
欲は無く決して怒らず いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに よく見聞きしわかり そして忘れず 野原の松の林の陰の小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろと言い
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼうと呼ばれ 褒められもせず苦にもされず
そういうものに私はなりたい
という詩です。どうでしたか。今からもう一度、今度は少しわかり易い表現に言い換えて、絵を描きながら話します。
雨にも負けない、風にも負けない、雪にも、夏の暑さにも負けないような丈夫な強い体を持って、
あれが欲しいこれが欲しい、あれがしたいこれがしたい、という欲を持たずに、
決して、絶対に怒らずいつも静かに笑っている。
1日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べて。
白いご飯のことは白米といいます。茶色いご飯のことを玄米といいます。
玄米を4合。1合は約180ミリリットルのことです。
1日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べて、
あらゆること、全てのこと、色んな全部のことを自分を勘定に入れない。自分のことは後。周りの人のことを先に考えて。
よく見てよく聞いて、よく理解して、そしてそれを忘れないで。
野原の松の林の陰の小さな茅葺きの小屋にいて、
東に病気の子供がいれば、行って看病してあげて、
西に疲れたお母さんがいれば、そこへ行って稲、お米です。稲の束を持って手伝ってあげて、
南に死にそうな人がいれば、そこへ行って、怖がらなくてもいいよ、大丈夫だよ、と言ってあげて、
北で喧嘩や訴訟があったら、争っている人、揉めている人たちがいたら、そんなつまらないことはやめなさい、喧嘩をしても意味がないよ、と言ってあげて、
ずーっと晴れの日が続いてずっと雨が降らない日照りのときには、涙を流し、
夏なのに寒い、そんなときには、オロオロと、困ったな、不安だなと思いながら歩き、
みんなに「でくのぼう」と呼ばれ。
この「でくのぼう」という言葉は、私も使ったことはありません。
ほとんど聞いたこともありません。私も知らない言葉だったので調べてみたら、でくのぼうというのは、役に立たない人という意味だそうです。
人からでくのぼう、おまえは役に立たないって言われて、
すごい!って褒められることもない、すごいって褒められることもないけど、でも、苦にもされない。
苦にもされないっていうのは、人から嫌がられないってことですね。
褒められることもないけど嫌がられることもない。
そんな人に私はなりたい。
という詩です。どうでしたか?ちょっと難しかったですか。今日は宮沢賢治の雨ニモマケズという詩を紹介しました。
今日はこれでおしまい。またね。
Original text - https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45630_23908.html