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こんにちは。ペッパーとキャロット、エピソード18です。
出会い。出会い、誰と誰が出会うんでしょうか?
じゃあ早速読んでいきましょう。
キャロットが手で目を覆っています。
目隠しをしています。
オッケー!目を開けて。
じゃじゃーん!ヒッピアの魔女ローブ。
店にあったのがこれだけだったから、新しいローブが来るまでこれにしたの。
「ヒッピア」はちょっと分かりませんけど、魔女ローブはこの魔女の衣装ですね。服です。
前回のお話、覚えてますか?
ペッパーは教母様たちが何も教えてくれないと言って、家出をして、シチミのところに行きました。嵐の中。
シチミのところに行って、で、また戻ってきたんでしたよね。
その時にいろんなことがあったので、ペッパーの服はボロボロになってしまいましたね。
ボロボロでもう着れないので、新しいローブを頼んであるんだと思います。
注文してあるんだと思います。
だけどまだ新しいローブが届いていない。
それで、新しいローブが、ペッパーのローブが来るまでの間、しばらくの間とりあえず着ておくローブをお店で買ったんですね。買ってきたんですね。
でもお店にはこれ1着しかなかった。
これしかなかったから、これ買ってきたんだってキャロットに話しています。
そしてウィンクしながらこう言っています。
どう?これ見ると思い出さない?
キャロット、何か思い出していますね。
これはキャロットの記憶の中です。
ここはどこでしょう?
ヒッピアの魔術学校と書いてあります。
魔術は魔法と同じです。
ヒッピアの魔法学校、魔術学校。
ヒッピアってさっきペッパーが言ってましたね。
キャロットはこの魔女ローブを見て、ヒッピアの魔術学校での出来事を思い出しています。
ここにキャロットがいますね。
そしてよーく見ると下には魔女たちがいます。
この人は先生でしょうか?一人だけ大きいので、この人が先生で、他の子たちが魔女の見習い、魔女の卵たちかもしれません。
キャロットが上から見ています。
ぐー。お腹が鳴っています。
キャロットお腹が空いていますね。
その時、ちょうど魔術学校のキッチンがありました。
しかもドアが開いています。
キャロットはお腹が空いてるから、ちょっとなんか食べ物をもらおうかなと思ってキッチンに入っていきました。
キッチンにはいろんな野菜や果物が置かれていますね。
お腹が空いて泣いてます、キャロット。
すると外から声が聞こえてきました。
オレガノ、よし!
カルダモン、よろしい!
先生の声ですね、はい。
シナモン、とてもよろしい。
カモミール、よろしい。
みんなは、なんかこう、花を咲かせる魔法の練習をしているみたいです。
で、先生たちが、上手くできた子達に「よし」「よろしい」「いいよいいよ」って言いながらチェックしていっているんですね。
ペッパー!
先生がペッパーのところに来ました。
ペッパーはこの....何でしたっけ?ヒッピア魔術学校の生徒だったんですね。
これは子供時代のペッパーです。
先生は「ペッパー!」って言って怒っています。
でも...。また失敗したの?
ヒッピアの魔法は除草剤じゃないと言ったでしょ。
除草剤っていうのは、草を枯らす、草をなくすための薬です。
夏とかになると雑草がいっぱい生えますよね。
で、その草をなくしてしまいたい時に、除草剤というお薬を撒いて草を枯らすんですね。
ヒッピアの魔法は除草剤じゃないって言ったでしょ。
ペッパーは魔法をかけて、花を咲かせるんじゃなくて枯らしてしまいました。
まさにね、除草剤のような魔法をかけてしまいました。
クラスメイト達が、あははは...あはは...って周りで笑っています。
かわいそうですね、ペッパー。
あはは、ふふふ、ぷふふ...みんなでペッパーを指差して馬鹿にして笑っています。
やめて!
私のせいじゃない。
私が悪いんじゃない。
お願い、やめて!やめてやめて!って言うけど、みんな聞いてくれません。
ずっと笑い続けています。
ぐうう...やめてよ!ねぇ!
ペッパーの悔しさと怒りがこみ上げてきて、ついに、バーン!爆発してしまいました。
言ったでしょ。
やめて!
と言って、ペッパーの気持ちが爆発してしまいました。
ピキッ。
キャロットはその様子をこのキッチンの窓から見てたんですけど、この窓にもひびが入って、建物が崩れていきました。
もうペッパーは感情のコントロールができなくなったんでしょうね。
わぁーって爆発して、もう泣きながら走ってどこかに行ってしまいました。
これ、先生ですね。
うむ。望むなら我らがあの子の面倒を見よう。後ろから誰かが話しかけてきました。
望むなら、もしそうしてほしいんだったら、私たちが、あの子、ペッパーのことですね。あの子の面倒を見るよ。あの子を引き受けて育てるよと誰かに言われました。
先生が後ろを振り返ります。
偶然だが、我らはケイオサーの生徒を探している。あの子はその候補としてはぴったりじゃ。
これ、今ちょっとこう光っていて、周りが光っていてよく見えませんけど、これペッパーの教母様たちですね。
カイエンとタイムとクミンです。
自分たちも実は偶然、今ケイオサーの生徒を探してるんだ。
あの子、ケイオサーの魔女の候補として、ケイオサーの魔女になる候補としてぴったりだ、と言っています。
カイエン?タイム?クミン?
この先生とカイエンたちは知り合いだったみたいですね。
でもあなたたちは不可能よ。無理だよって。
あの子の面倒を見るなんて無理だよと先生は言っています。
ペッパーが走って行った先はキッチンの中でした。
ペッパーはキッチンの中で一人で膝を抱えて泣いています。
私のせいじゃない。
私が悪いんじゃないのに、みんなに笑われて、みんなに馬鹿にされて、もう嫌だ!って、一人泣いています。
その時、このニンジンがたくさん入った箱の中からキャロットが顔を出しました。
すると、ニンジンが、コロ〜...下に落ちてコンっ、音を立てたので、ペッパーが気付いてしまいました。
ペッパーとキャロットの目が合います。
キャロットは思わず手に持っていたニンジンで顔を隠そうとしました。
でもキャロットの顔は丸くて大きいけど、ニンジンは細いので、全然隠れてませんね。
その様子を見て、「あはは」ペッパーが笑いました。
さっきまで泣いていたペッパーが笑顔になりました。
それを見てキャロットも嬉しそうです。
あなたと私、仲良くなれそうな気がする。
それに名前もいいアイデアが浮かんでるの。
あなたに付ける名前のアイデアが浮かんでるの。
ニンジンの中から出てきたからキャロットだったんですね。
これがペッパーとキャロットの最初の出会いでした。
こうやって出会ったんですね。
はい、ここまでがキャロットの記憶の中です。
現実の世界に戻りました。
ね、あの時のことを思い出さない?
ペッパーはこのヒッピアの魔女ローブを見て、私たちが出会った日のことを思い出さない?
思い出すでしょ?
懐かしいよね、って言っていたんですけど、キャロットはどうでしょうか?
キャロットは「ぐぅー」この時のニンジンのことを思い出したんでしょうか?
山のようなニンジンのことを思い出して、お腹が空いたみたいです。
はい、今日はここまでです。
またね!
https://www.peppercarrot.com/ja/webcomic/ep18_The-Encounter.html Creative Commons Attribution 4.0 Internationalライセンス 帰属: アート: David Revoy. シナリオ: David Revoy. インスピレーション: Two scenarios by Craig Maloney "You found me, I choose You" and "Visit from Hippiah". 翻訳: [日本語] guruguru. 協力: Hồ Nhựt Châu.