
こんにちは。
ペッパーとキャロット第14話です。
竜の歯。
竜はドラゴンですね。
竜の歯のお話です。
季節はもう冬になりました。
雪が積もってますね。
寒そうです。
鳥たちもニット帽をかぶっています。
ニット帽をかぶって火であったまってますね。
ここに立札があります。
立札には何と書いてありますか?
注意、魔女の棲家と書いてあります。
棲家は住んでいる場所、家ということですね。
なので「ここに魔女が住んでるから気を付けてくださいね」ということです。
家の中にはペッパーとキャロットとクミンがいます。
クミンはペッパーの教母のうちの1人ですね。
さてさて、休みは終わりですよ。
古代の魔法薬とその主要な材料についてお勉強を始めましょう。
古代のというのは、古い時代の昔々のということですね。
昔の古代の魔法薬とその主要な、メインの、大事な材料について勉強します。
勉強の時間です。
ペッパーは嫌そうですね。
クミンが棚を見て言います。
おやまあ、竜の歯の粉末が空じゃないの。
これ、空じゃありません、空です。
空というのは空っぽ、中身がないということです。
ここに竜の歯と書いてありますね。ここに置かれた瓶を見てください。中身空っぽです。空です。
ここには本当は竜の歯の粉末が入ってるはずなんだけど、もうなくなってしまったみたいです。
クミンは困ってます。
あれがないとお勉強にならないわ。
竜の歯の粉末がないと勉強が進められません。勉強ができません。
別の部屋にいるカイエンとタイムに「カイエン、タイム、あなたたちで竜の歯を取ってきてくれない?」と頼みました。
大声で頼みました。
カイエンは、この寒さだぞ。断る。
さっきも見たように、もう外は真っ白、雪が積もっています。
こんな寒い中、竜の歯を取りに行くなんて嫌だ。
断る。
ああ、お断りじゃ。
2人は寒いので出かけたくありません。
暖炉の前であったまってますね。
そしてカイエンは、見てください、カイエンの足。
足湯をしています。
あったかいお湯に足をつけて、足湯をしてます。
そしてタイムはペディキュアを塗っています。
おしゃれなおばあちゃんですね。
それを見ていたペッパー。
「大丈夫、私が何とかする。」私に任せて。「すぐに戻るから。」と言って、キャロットを連れて出かけていきました。
奥ではクミンが「ペッパー!待って!」って言ってますけど、ペッパーは聞こえてません。
もう行ってしまいました。
寒さが何よ。
軟弱者なんだから。
この「軟」という字は、柔らかいっていう意味なんですけど、この軟という字を使って「軟体動物」軟らかい体の動物、軟体動物っていう言葉があります。
皆さんちょっと考えてみてください。
軟体動物って例えばどんな動物だと思いますか?
どんな生き物がこの「軟体動物」の仲間に含まれると思いますか?
例えば、タコとかイカとかナメクジ、こういった生き物が「軟体動物」って呼ばれます。
タコもイカもナメクジも、柔らかくてこう、ふにゃーって、ふにゃふにゃしてるイメージですよね。
そんなイメージの「軟」に「弱い」。強くない、弱い。そして「者」。人という意味の者。
なので、弱々しい、体も弱くて力もなくて、ふにゃーっとした、そんなイメージ。軟弱な人はそんな人です。
ペッパーは、寒いから行きたくないなんて軟弱だなと言っています。
このペンチに防具もあれば、竜の歯だって集められるはず。
防具っていうのは身を守る道具です。
キャロットはフライパンで頭を守ってますね。
竜のところにやってきました。
これ竜ですね。
この竜は火をはいています。
わぁ。ふぅ。予想してたより、思ってたより、ちょっとだけ難しいのかも。思ってたよりはちょっと大変かも。
今度は空に住む竜のところにやってきました。
ペッパー、竜の歯をペンチで抜こうとしています。
きゃあ!空竜相手ならもっと簡単だと思ったのに。空竜だったら簡単だと思ったのに。
今度は沼にやってきました。ここ、沼と言います。
キャロット泥だらけになってますね。
これは沼に住む沼竜です。
キャロット!戻ってきて!
キャロットはもう家に帰りたそうです。
帰りたそうにしてます。
沼竜は大人しくて従順なので有名なんだから。
従順っていうのは素直で、「はい。はい。」って言うことを聞く、これが従順です。
沼竜は大人しくて従順らしいから、大丈夫だよって言ったんですが、その後、そのはずだったけど「...」と言っています。
従順だって聞いてたんだけどな。
でも実際は従順じゃなかったんですね。
大人しくもありませんでした。
今度は雷の竜のところに行きました。
えっと...雷竜ね。雷竜っていうのか雷竜っていうのか分かりませんけど。
この道具で太刀打ちできるかな。
太刀打ちできるか自信がない。
太刀打ちできる。
太刀打ちできないというと、相手が強すぎて全く敵わない。
全然敵わない。
全然相手にならない。向こうが強すぎて。それが「太刀打ちできない」です。
この道具を使ったら太刀打ちできる...なんとか戦えるかな...うーん、できるかどうか自信がない。
もう暗くなってきました。
ふぅ。大変すぎる。無理なのかな。
ペッパー、自信をなくしてます。
自信喪失してます。
来るときは「大丈夫、私が何とかする!私に任せて!」って自信満々で出てきたんだけど、全然太刀打ちできなくて、すっかり自信をなくしています。
弱気になっています。かと思ったら、「ダメ!ペッパーは諦めたりなんかしないんだから」またやる気が出てきました。
頑張るぞ!
諦めない!
ペッパーはやる気満々の顔をしてますが、キャロットは泣いてます。
かわいいですね。
キャロットとしては「もう諦めて家に帰ろうよ。帰りたいよ」っていう気持ちですね、きっと。
翌朝。コケコッコー。鶏が鳴いています。
窓を開けたクミンが驚いています。
上から何か落ちてきました。
これは何でしょう?
なんか白くて大きいものが落ちてきました。
竜が家の前に集まっています。
そしてペッパーはここで竜の歯を抜いています。
どう?すごいでしょ?
竜の歯がもう何百本も集まったの。
家の前には竜の歯が山積みになっています。
そしてこの立て札を見ると「竜の歯医者、無料」って書いてあります。
無料で、タダで歯を診てあげますよ。
無料で診察しますよ、と言って、ペッパーは竜たちを家におびき寄せたんですね。
ペッパー、なかなかいいアイディアですね。
竜の歯が集まりました。
でもクミンが申し訳なさそうな顔で言っています。
でもね、ペッパー、探してた竜の歯は植物なのよ。
植物。
本物の竜の歯じゃなくて、竜の歯っていう名前の植物だったんですね。
えええ!そうだったの!?ペッパー驚いています。
ペッパーが早とちりしちゃったんですね。
早とちりするというのは、話をちゃんと聞かないで、適当に聞いて、
「あ、分かった分かった。そういうことね。オッケーオッケー」って自分で理解して、で、行動して、で、失敗しちゃうこと。
それを早とちりするって言います。
ペッパーはここでクミンが「ペッパーちょっと待って」って言って、
きっと「竜の歯っていうのはね、こういう植物なんだよ」って説明しようとしていたのに。多分ですよ。
なのにペッパーは「あ、大丈夫、大丈夫。私に任せて。何とかするから!行ってくるね!」って行っちゃいました。それで早とちりしてしまいました。
ちゃんと最後まで話を聞いてれば、こういう苦労をしなくて済んだかもしれません。
キャロットはまた泣いてます。
「えー、あんなに頑張ったのに」って泣いてるんだと思います。
じゃあ今日のお話はここまでです。
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