
皆さん、こんにちは。
ペッパーとキャロット、エピソード37「フェニックスの涙」。
フェニックスっていうのは、これ。
日本語で言うとしたら、不死鳥です。
日本語では不死鳥、えっと漢字で書くと「死なない鳥」って書くんですけど、不死鳥って言うこともあればカタカナでフェニックスっていうこともあります。
ま、不死鳥は実際にはいない伝説の鳥ですよね。
はい、今日のお話は「フェニックスの涙」。涙です。
ここは港町です。
港に船が止まっています。
そして火山がありますね。
これは火山です。
火山が噴火して溶岩が流れていますね。
これは溶岩です。
火山から出てくるのは溶岩です。
はい。
今日はすごくいいお天気。
青空でとても気持ち良さそうですね。
空にはカモメが飛んでいます。
ペッパーが船から降りてきました。
ペッパーはこの船に乗ってこの町にやってきたんですね。
なんか、大きなかごを肩にかけています。
ペッパーの後ろには、これはサイでしょうか?
なんかサイみたいな動物がいます。
サイがパイプを咥えてますね。
ふぅ。ここに来られてよかった。
見てください。
かごの中に入っていたのはキャロットです。
かごからちょっと顔を出して外を見ています。
あ、市場が出てる。
ここ、市場ですね。
火山を登る前に腹ごしらえというのはどう?
今からこの火山を登るんだそうです。
危ないですよね。
どう見ても危ないですよね。
この後、この火山を登る予定なんだそうです。
「火山を登る前に腹ごしらえしない?
どう?いいアイデアでしょう?」とキャロットに言っています。
キャロットは喜んでますね。
嬉しそうです。
腹ごしらえって何でしょうか?
「腹ごしらえ」というのは、何かをする前に、ご飯をいっぱい食べてお腹をいっぱいにして準備することです。
お腹が空いてると力が出ませんよね。
だから腹ごしらえしてから始めます。
ことわざにも「腹が減ってはいくさができぬ」っていうのがあります。
「腹が減ってはいくさができぬ」ということわざがあります。
「いくさ」っていうのは、まあ、戦い、戦争のことですね。
「腹が減ってはいくさができぬ」っていうのは、空腹の状態、お腹が空いた状態では力が出なくて戦えない。
だからまずはしっかりご飯を食べて、お腹をいっぱいにして、力をつけて準備してから戦おう。
そういう意味です。
でも、「いくさ」って言ってるんですけど、これは、このことわざは、戦いの時以外でも使います。
例えば仕事をする前とか。
お腹が空いた状態じゃ、しっかり働けない。仕事ができない。
だから先にしっかりご飯を食べてから仕事に取りかかろう。
そういう意味で使われることわざです。
腹が減ってはいくさができぬ。
ペッパーは今から火山に登るので、その前にここの市場で何か食べ物を買って、で、食べて力をつけてから登ろう。
「どう?いい考えでしょ?」と言っています。
ここは市場です。
ペッパーたちも市場に到着しました。
こちら側にはパンがたくさん売ってますね。
そして、こちら側にはフルーツがたくさん売られています。
ペッパー、このおじさんのお店の前で立ち止まりました。
ここは何のお店かというと、串焼き、バーベキューですかね。
串に刺さったお肉を売っています。
ペッパーがお金を払おうとしていますね。
おじさんがトングで串焼きをひっくり返しています。
なんかこんな風に目の前で焼いていると、いい香りもするし、ついつい買いたくなってしまいますよね。
ペッパーも、もしかしたらこの匂いにつられて、このお店の前で立ち止まったのかもしれません。
ペッパーの分とキャロットの分、2本買って2人で仲良く食べています。
その時、ペッパーが何かに気づきました。
何に気づいたんでしょう?
ペッパーの目線の先にあったのはこれです。
掲示板があって、ポスターが3枚貼ってあります。
これは指名手配のポスターですね。
指名手配。
何か悪いことをして、犯罪を犯して、捕まらずに逃げている犯人のことを、指名手配犯って言います。
これは指名手配になっている悪者、悪い人のポスターです。
そして指名手配されているのは誰ですか?
トリーアとシチミとペッパーですね。
ペッパーは今、指名手配されてるみたいです。
この前、前回のお話でこの3人がアーの国から逃げていきましたよね。
それで3人は今、指名手配されているみたいです。
そしてここを見ると懸賞金も掛けられています。
懸賞金。
もしこの犯人を捕まえたらお金をあげますよっていう、このお金のことを懸賞金って言います。
トリーアには10万Ko、シチミには25万Ko。
そしてペッパーにはなんと、一、十、百、千、万、十万、百万。
100万Koの懸賞金が掛けられています。
みんな必死に探してるんですね。
ペッパーは今、追われています。追いかけられています。
本当にどこにでも貼ってある。
ここだけじゃなくて、どこにでも、いたるところにこのポスターが貼ってあるみたいです。
こんな僻地まであるなんて。
僻地っていうのは、都会から遠く離れた田舎のことです。
こんな田舎にまで写真が貼ってあります。
行きましょう。正体がバレる前に。
街から離れないと。それどころではない問題があるし。
ここに鉄の鎧を着た兵士がいますね。
この人もペッパーを追ってこの町に来たんでしょうか?
ペッパーが警戒しています。
誰かが見てるんじゃないかな、誰かが追いかけてきてるんじゃないかなって、周りを警戒しています。
正体がバレる。
自分がこの指名手配されているペッパーだっていうことをこの街の人に知られてしまう前に、正体がバレる前に街から離れないと。
この、ね、街にいたら、いろんな人に顔を見られてしまうので、「あ!あの人だ!」ってバレてしまうリスクが高いですよね。
だから「早く街から離れないと!」と言っています。
それどころではない問題がある。
うーん、「それどころではない」というのは、この問題よりももっと大変な、もっと重大な問題があるってことです。
指名手配されていることよりももっと大変な問題って何でしょうか?
まだ分かりませんけど、ペッパーはなんかすごい問題を抱えているみたいです。
市場を離れて階段を上っています。
これは火山に続く階段ですね。
この階段の先に火山があります。
あの光。
巣はもうすぐかも。
巣ですね。
ペッパーは何かの巣を目指しているみたいです。
あたり!
正解!
「もうすぐかも」って思ったけど、やっぱり思った通り。
あたり!
フェニックスがいました。
ペッパーはフェニックスの巣を目指して登ってきたんですね。
すごい巨大なフェニックスです。
一体何の用だ?人間よ。
偉大なるフェニックス様。
偉大なる、偉くて大きくて立派な素晴らしい、偉大なるフェニックス様。
私はペッパーと申します。
ケイオサーの魔女です。
しばらく前、私はドラゴンのリアを大量に浴びました。
そうでしたね。前回ドラゴンのリアを浴びましたよね。
この子、このトリーアが乗っていたドラゴンにリアを貸してもらいました。
しばらく前にドラゴンのリアを大量に浴びました。
それからこれが現れて、これが出てきて、広がり続けています。
最初は少しだったのが、どんどんどんどん広がっています。
大きくなっています。
私の力を全て中和してしまっています。
命も危険かもしれません。
中和っていうのは、何か全く違う正反対の力を持ってる2つのものが合わざることで、混ざり合うことで、それぞれが持っていた力がなくなってしまう。
そういうことを中和って言います。
だから、ペッパーは自分がもともと持っていたケイオサーのリアとドラゴンのリアが合わさったことで、ケイオサーの力が消えてしまったと言っています。
そして、命も危険かもしれない。死んでしまうかもしれない。
大変ですね。
うむ、なるほど。
そうか。
そして治療のためのフェニックスの涙のために、ここに来たと?
治療のため、これを治療するため、治すため、良くするために、フェニックスの涙が必要なんですね。
フェニックスの涙にはこれを治す力があるということですね。
「そのためにここに来たのか?」と聞いています。
はい。
それが唯一の希望なんです。
もうフェニックスの涙がたった1つの希望。
もうこれしかないんです。
フェニックスの涙で治らなかったらもう治らない。
唯一の希望なんです。
これ「ため」って書いてるんですけど、多分これは「ため息」だと思います。ため息。
ため息。「はぁー」ため息。
「ため息をつく」と言いますね。
「はぁー」ため息をついています、フェニックスが。
それなら何を待っている?
私を泣かせてみろ。
1分だけ時間をやろう。
私の涙が欲しくて、そのためにここに来たんなら、なんで何もしないで待ってるんだ?
はい、早く泣かせて。
1分だけ時間をやるから。
1分時間をあげるから、私を泣かせなさい。
ペッパーは1分以内にフェニックスを泣かせなくちゃいけません。
え?あなたを泣かせる?
そんなこと予想してなかった。
えーっと、1分間で泣かせる?
ペッパーは、自分でフェニックスを泣かせなくちゃいけないっていうことは知らなかったんですね。
なので焦っています。
「え?知らなかった。
私が自分で泣かせなくちゃいけないの?しかも1分で?」と言って焦っています。
うーん...わかりました!
えっと、じゃあ、世界の飢餓のことを考えて。
飢餓っていうのは、食べるものがなくて苦しんでいることです。
世界には飢餓で苦しんでいる人がたくさんいますよね。
だから飢餓のことを考えてみて。
そしたら涙が出るかも。
待って待って待って。もっと悲しいことがあるはず。
亡くした人のこととか。
亡くした人はつまり、フェニックスの家族とか友達とか、大事な人で死んでしまった人。
そういう人のことをちょっと考えてみて。
まだ泣けない?
捨てられたペットは?
捨てペットってとってもかわいそう。
飼い主に「要らない」って言って捨てられてしまったペットのこととかを考えてみて。
色々悲しいことを考えさせようとしています。
フェニックスは呆れて、「はぁ...」って呆れて、言葉も出ません。
ここ、捨てペットって書いてるんですけど、ちょっとこの訳、日本語訳、ちょっと変かなと思います。
私は捨てペットっていう言葉を聞いたことがありません。
あるのかな?そういう言葉。
私は聞いたことないです。
ま、捨てられたペットっていう意味だと思うんですけど。
捨てられた犬のことを「捨て犬」って言ったり、捨てられた猫のことを「捨て猫」って言ったりはします。
捨て犬、捨て猫っていう言葉はよく使う言葉ですけど、「捨てペット」っていうのは初めて聞きました。
ちょっと訳がおかしいかなと思います、ここは。
お話の続きです。
あの...どうです?泣けたりしませんか?
飢餓とか亡くした人のこととか捨てられたペットのことを考えて、泣けたりしません?
ふざけてるのか?
馬鹿にしてるのか?
本当にそれだけなのか?
見ろ。奴らでももう少し努力してた。
奴らはこの人たちのことですね。
死んだ人たちがたくさんいます。
ね、人の骨ですね。
こいつらは悲劇を書いたり、芸術に物語だ。
悲劇っていうのは、悲しい、かわいそうな、悲惨な劇。
悲しいお話を書いてフェニックスに読んでみたり、感動して泣けるような芸術を見せたり、物語を読んで泣かせようとしたり。
この人たちは色々いろんな方法を使って努力した。
お前はそれだけ?お前はなんだ。
準備も何もできていない。
この人たちは色々準備をしてフェニックスを泣かせるための準備をしてきた。
それでもうまくいかなかったんですね。
なのにお前は何にも準備しないで来たのか?
論外だ。帰れ。
帰れ!帰れ!
論外っていうのは、もう話にもならない。全然ダメってことです。
今度は準備をしてから来るがいい。
今度はちゃんと準備してから来い。
追い返されてしまいました。
ペッパーは不満そうな顔で帰っていきます。
階段を降りて市場に戻ってきました。
もう!ペッパー!何か悲しい話を思いつかなきゃ!
できるって!私ならできる!
自分に言い聞かせていますね。
何か考えて!ペッパー!
うーん...無理かも。
やっぱりできないかも。
その時、おい!こら!やめろ!
誰かが怒っている声が聞こえてきました。
怒ってたのはこのおじちゃんです。
おいおい、代金が払えないなら品物に手を出すな。
この人、大きい包丁を持って、なんかお肉を切ろうとしてますね。
キャロットがそれを触ろうとしていたみたいです。
取ろうとしていたのかもしれません。
おい、お前!代金が払えないなら、お金を払えないなら、品物、お店の商品に触るな。
キャロット怒られています。
ペッパーが駆け寄ってきました。
ねぇ全く...もう!キャロット!
あなたのお腹のことで心配かけないで。
それより助けてよ。
そんなことしてないで私のこと助けて。
その時、「あ!」ペッパー、何かいいアイデアが浮かんだみたいです。
そうね、これならいけるかも。
これならうまくいくかも。
「これならフェニックスを泣かせられるかも」と言って、さっきのこのおじさんとなんか話をしています。
さて、ペッパーがフェニックスのところに戻ってきましたよ。
ふむ、戻ったのか。
もう?もう準備できたのか?
金属の武器?
これのことですね。
この包丁。
金属の武器?
ふざけてるのか?
馬鹿にしてんのか?
そんなものは簡単に溶かせるというのに。
確かにフェニックスはすごく熱いですから、このフェニックスの熱で金属は溶けてしまいますよね。
ペッパーがかごから何か出しました。
ゴロゴロゴロ。
なんか丸いものをたくさんかごから落としました。
なんだと?
やめろ!
それはずるだ!ずるい!
それはずるいぞ!
そんなやり方はずるい!ダメだ!
ペッパーは何をしようとしてるんでしょう?
キャロット、今よ!できる限り涙を集めて。
ペッパーが玉ねぎを切っています。
大量の玉ねぎを半分に切っています。
これさっきのおじさんのところで玉ねぎを買ったんですね、きっと。
そしておじさんにこの包丁も貸してもらって、玉ねぎと包丁を持ってフェニックスのところに行きました。
玉ねぎを切る時って涙が出ますよね。
目にしみて、しみて涙が出ます。
フェニックスは大号泣です。
ペッパーも涙が出ています。
そしてキャロットがなんか入れ物を持って走り回って、このフェニックスの涙をここに集めています。
これでペッパーの体が良くなるといいですね。
じゃあ今日のお話はここまでです。
次回はペッパーとキャロット、ついに最終回です。
楽しみにしててくださいね。
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