
こんにちは。
ペッパーとキャロット第33話「戦争の魔法」。
戦争の魔法です。
前回のお話の続きですね。
じゃあ、始めましょう。
ここは戦場です。
たくさんの兵士たちがずらーっと並んでいますね。
これは前回のエピソードで出てきた軍隊とはまた別の軍隊ですね。
多分、相手の、敵の軍隊です。
「うぉぉぉー」と言って敵の兵士たちが向かってきます。
なんか、笛みたいなものを吹いています。
なんか、こっちの方が強そうですね。
前回のお話でペッパーと一緒にいた軍隊よりも、なんとなくこっちの方が強そうに見えます。
強そうな雰囲気です。
敵が攻めてきます。
こちらはペッパーたちです。
ペッパー、いつもとはちょっと雰囲気が違いますね。
いつもより大人っぽいです。
ペッパーと指揮官が、向こうから攻めてくる敵を見つめています。
指揮官が言います。
「若き魔女よ、我らの助けになる魔法を使うがいい。今がその時だ。」
「任せて!ご覧あれ。この私の特別な魔法の傑作を。」
「若き魔女よ」とか「使うがいい」とか「ご覧あれ」って、なんかちょっと、あの...普段、日常会話ではあんまり使わない表現ですね。
もう少し普通の言葉に言い換えると、「若い魔女さん、私たちの助けになる魔法を使ってくれ。
今がその時だ。」「私に任せて!見てください。この私の特別な魔法の傑作を」という感じですかね。
傑作は素晴らしい作品ということです。
ジジジ!ジジジジ!ジザザザ!
紫と水色とオレンジの光を出して、ペッパーが呪文を唱えました。
リアリタスハッケリスペパラス!
ペッパーが魔法をかけると、ペッパーの味方の兵士たちの剣がみんな水色に光りました。
そして敵の兵士たちの剣はオレンジに光っています。
この白髭の指揮官の剣も水色に光っていますね。
つまり我らの剣に力を与えて敵の武器は弱めた。そういうことか?
武器はこういう剣とか槍とか銃とか、戦う時に使うものですね。
この指揮官は、青く自分の剣が光っているのを見て、「ペッパーが魔法を使って自分たちの武器を強くして、相手の武器を弱くしてくれたってこと?
そういうこと?」って聞いたんですけど、ペッパーはこう言います。
「うーん...それは見てのお楽しみ。」実際に見てみたらわかるから、楽しみにしてて。見てのお楽しみ。
「兵士全員が今日の戦いから無事帰ることは保証するわ。」と言いました。
兵士たちが全員、今日の戦いから無事に、死なずに、生きて帰れる。それだけは保証する。つまり約束するということですね。
それを聞いて指揮官は「よし!」という感じでニヤッとしてますね。
ペッパーの顔が真剣な表情に変わりました。
それでも勝利するには全力で戦う必要があります。
みんな無事帰れるってことは保証するけど、勝つためには全力で、全ての力を使って全力で戦う必要があります。
それは我らが得意とすることだ。
それ、つまり全力で戦うということは、私たちの軍の得意なことだ。
さあ、我に続くのだ!突撃!
「さあ、私についてきなさい。行くぞ!」と言って、戦いがスタートします。
それぞれ、この馬に乗ったリーダーを先頭に兵士たちが攻めていきます。
戦いが始まりました。
やぁぁぁ!うぉぉぉ!それぞれの軍のリーダー同士が直接対決をします。
ザンッ!フォー!なんかこっちは人間ですけど、こっちはちょっと怪物っぽいですね。
目もオレンジに光ってるし、毛が生えてます。
体に毛が生えてます。
ちょっとこう...ちょっとモンスターっぽい。怪物っぽいですね。
はい、まぁとにかく、戦いが始まりました。
すると頭の上に何か数字が浮かびました。
数字が浮かんでいます。
この人の上には12、この人の上には8が浮かんでいます。
よく見ると、別の兵士たちもみんなオレンジと水色の数字が頭の上に、頭上に浮かんでいますね。
この数字は何なんでしょうか?
ペッパーは何の魔法をかけたんですかね?
指揮官も後ろを向いて、自分だけじゃなくてみんな頭上に数字があることに気づいて驚いています。
そしてペッパーに向かってこう怒鳴ります。
魔女よ、お前は一体何をしでかした?
何をしたんだ?何をしてくれたんだ?
しでかす。
「しでかす」というのは何かすごく大きな失敗をしてしまった、重大なミスを犯してしまったような時に使われます。
何か大変なことをしでかす。
「お前何をしでかしたんだ?
何をしてくれたんだ?」と指揮官は激怒してます。
ものすごく怒っています。
でもペッパーは...見てください。
じゃーん!
「みんな驚いた?私の魔法をどう?」っていう感じで、ルンルンで、ピースしてスキップしながら丘を下りてきました。
これが私の傑作魔法。
とっても複雑な魔法で、シンプルな魔法じゃなくて、複雑な魔法で現実を捻じ曲げて、ぐにゃっと捻じ曲げて、
対象、つまり相手の、敵の、残りのHPが見えるようになるの。
HPっていうのは、ゲームとかでそのキャラクターの体力がどれぐらい残ってるかってことですよね。
HPが下がっていって、ゼロになると死んでしまいますね。
この数字はその兵士の残りのHPなんだそうです。
この人は残り33です。
この人はもうゼロですね。
指揮官も8なので、かなりHPが残り少ないです。
自分のHPがなくなったら、戦闘、戦いが終わるまで、戦場から離脱するのがルール。
離脱するっていうのは、そこから離れる、そこから抜けるってことです。HPがなくなった兵士は戦いから抜けます。
相手の兵士がいなくなったら、あなたの勝利。
相手のHPがゼロになって、相手が離脱したら、あなたの勝ち。
簡単でしょ。
この人はもうゼロなので、「はい、出てって出てって〜」って、外に出しています。
ペッパーは、見てください、この表情。「私って天才!すごくいい考え!」って思ってるんでしょうね。
この方法を使えば、さっき言ってたみたいに兵士全員が今日の戦いから無事帰ることができる。
誰も死ななくていい。
死人を出さずに、誰も死なずに勝負を決められる。
どっちが勝ちか、決着をつけられる。
「最高のアイディア!」ってニコニコしてます。
というわけで、ルールは分かった?
じゃあスコアをリセットして、ゼロに戻して、もう1回最初からやり直しましょ。
その方がフェアでしょ。
ウィンクしています。
でも、見てください。
指揮官たちは怒りに震えています。
顔を真っ赤にして怒っています。
そして、ズン!ピュン!兵士たちがみんな一斉にペッパーに向かって武器を投げ始めました。
キャロット、急いで!
この魔法をそんなに長く持たないから。
「そんなに長い時間続かない魔法だから、急いで!早く逃げなきゃ!」と焦って逃げています。
ペッパーは平和にこの戦争を終わらせようとしたんですけど...。
ね、ペッパーは誰も死人が出ないような平和な方法で解決したかった。
だからこんな魔法のアイディアを思いついたんですけど、兵士たちにはこの方法は気に入ってもらえなかったみたいです。
残念ながら。
はい。
というお話でした。
はい、じゃあ今回のペッパーとキャロットのお話はこれでおしまいです。
またね!
https://www.peppercarrot.com/ja/webcomic/ep33_Spell-of-War.html Creative Commons Attribution 4.0 Internationalライセンス 帰属: アート: David Revoy. シナリオ: David Revoy. ベータリーダー: Arlo James Barnes, Craig Maloney, GunChleoc, Hyperbolic Pain, Karl Ove Hufthammer, Martin Disch, Nicolas Artance, Quetzal2, Valvin. 翻訳: [日本語] guruguru.