
こんにちは。
ペッパーとキャロット34話「シチミの叙勲」。
叙勲って何でしょうか?
叙勲は、例えば何か国家、つまり国のためになるような素晴らしいことをした、素晴らしい功績を残した、そういう人に対して勲章を与えること。
それを叙勲と言います。
国の偉い人、国王とか総理大臣とか、そういう国の偉い人から賞を授けることです。
叙勲。
今日のタイトルは「シチミの叙勲」です。
シチミが勲章を授けられるということですね。
シチミはアーの魔女でしたよね。
ペッパーはケイオサーの魔女で、友達のシチミはアーという流派の魔女でした。
なのでおそらく、アーの誰か偉い人からシチミが勲章を受けるんだと思います。
じゃあ、読んでいきましょう。
同じ日の夜。
前回のお話では、ペッパーが戦いに参加していましたよね。
覚えてますか?
それと同じ日の夜の出来事です。
ここはシチミの叙勲式の会場でしょうか。叙勲を受けるセレモニーが開かれる場所でしょうか。
たくさんの参列者、それからドラゴンが並んでいます。
この人たちは参列者です。
式とかセレモニーに参加する人のことを参列者と言います。
結婚式の参列者とかお葬式の参列者。
この人たちはシチミの叙勲式の参列者です。
空にはオーロラも見えていますね。
そして、よーく見ると、ここには日本の昔のお城のような建物も見えます。
シチミっていう名前も日本語ですよね。
これが七味です。
七味唐辛子。
これが七味です。
見えるでしょうか。
いろんなスパイスが混ざっています。はい。
私はうどんとかによく入れますね。
なので、もしかするとここはちょっと日本をイメージしてるのかもしれません。
日本とか東アジアの雰囲気をちょっとイメージしてるのかもしれないですね。
これもね、なんかちょっと仏教のお寺っぽい雰囲気ですしね。
この建物の中ではシチミが勲章を授与されています。
なんか三日月のような形の勲章を受け取ろうとしています。
この人のセリフを読みます。
「そして今夜、シチミ、あなたを最も若いアーの騎士として迎えます。」
最も若い、最年少のアーの騎士になりました。
騎士っていうのは戦いをする兵士みたいな感じですね。
シチミはアーの騎士として迎えられました。
正式にアーの騎士と認められたんですね。
勲章を授けられています。
これはコリアンダーとサフランですね。
2人もこの式に参列しています。
「まだペッパーは来てないの?」「まだね。」「急がないとシチミのスピーチに間に合わないわ。」
ペッパーがまだ到着していません。
ペッパーも参列する予定なんですが会場にまだ着いていません。
「ありがとうございます。まず私は...。」
シチミの受賞スピーチが始まってしまいました。
その時、ズォォォォと大きな音を立てて、青い火の玉のようなものが落ちてきました。
「ただいま到着。気をつけて気をつけて。」「みんな危ない。気をつけて。」と言いながら何かが落ちてきます。
そしてクラッシュ!参列者に突っ込みました。
突っ込みました。
これは誰でしょうか?
もちろんペッパーですね。
はい、ペッパーでした。
「ごめん。みんな大丈夫?何か壊してない、?」なんか私壊しちゃってないかな。大丈夫だった?
「ペッパー!」シチミが笑顔になりました。
友達の顔を見て、シチミ、嬉しそうですね。
やっぱりこんな大勢の人を前にしてスピーチをするって、すごく緊張しますよね。
さっきはちょっと緊張して強張ったような表情だったシチミですが、ペッパーの顔を見てなんかほっとしたような、安心したような笑顔になりました。
「シチミ、おめでとう!派手な登場でごめん。」ペッパー、派手に登場しましたね。
普通に会場に入ってくるんじゃなくて、空から大きな音を立てて派手に登場しました。
「派手な登場でごめん。それに遅刻しちゃった。」遅れちゃった。
「ごめんね。今日は1日中色々あって大変だったの。」
ペッパーは今日ね、戦争をしてきましたからね、大変でした。
戦場から大急ぎでシチミの叙勲式に駆け付けました。
この人はさっきシチミに勲章を渡していた人ですね。
アーの魔女の先輩でしょうか。
ちょっと怒った表情で「あの子はあなたが呼んだの?」とシチミに聞きます。
「はい、私の友達のペッパーですだから大丈夫です。」私の友達だから、怪しい人じゃないから、変な人じゃないから、大丈夫ですよ。
「キャロット、大丈夫?着地があんなでごめん。」あんな着地でごめん。
こんな着地でごめん。
着地っていうのは、飛んできて地面に着くことですね。
「まだ超高速飛行での着地に慣れてなくって。」超高速で、ものすごいスピードで飛んできたので、うまく着地できませんでした。
「本当にみんなごめんなさい、騒がせちゃって。」うるさくしちゃって、ごめんなさい。
「あと、それと私の格好も...。」格好というのは服装のことですね。
会場の人の格好を見ると、みんな赤い服を着ています。
サフランはなんかちょっと違いますけど、みんな赤い色で揃えてますね。
だけどペッパーはね、黒で来ちゃいました。
こんな格好で来ちゃってごめんなさい。
「あはは」シチミは笑っています。
その時、後ろに座っていたこの人、この人はアーの魔女の偉い人ですかね。
この人がシチミに声をかけました。
「シチミ、この今到着した若い魔女は『本当』にお前の友人なのか?
本当に友達なの?
「本当に」にかぎ括弧が付いてますね。
どういう意味でしょうか?
「本当に友達なのか?」と聞かれて、「はい、そうです。ワサビ様。彼女はペッパーという名前のケイオサーの魔女です。」と言いました。
この人、ワサビ様だそうです。
髪の色がわさびの色ですね。
「彼女がこの場にいると、我らの神聖なる流派が穢れてしまう。今すぐここから追い出すのだ。私の目の届かぬ場所へ。」
彼女、つまりペッパーがここにいると、神聖なる私たちアーの魔女が穢れてしまう。
汚れてしまう。
だからペッパーをここから追い出しなさいと言っています。
私の目の届かぬ場所へ。
つまり遠く、私に見えないところに追い出しなさい。
そう言われて、シチミは「え?」と固まっています。
「ですが、ワサビ様...」反論しようとしました。
でも...だけど...って反対の意見を言おうとしました。
すると「ですが?」ちょっと怖いですね。
目が怖いです。
「ですが?お前、私に反論する気か?私になんか文句でもあるのか?」みたいな。ちょっと威圧しています。
「ですが?それともお前自身が追放されることを望むのか?
追放は追い出すってことです。
あの魔女、ペッパーをここから追い出すか、それともシチミ、自分がアーの魔女から追い出されたいのか?追放されたいのか?どっちがいいんだ?
脅しています。
さあシチミはどうするんでしょうか?
シチミがペッパーに近寄ってこう言います。
「ごめんなさい、ペッパー。ここから立ち去って。今すぐ。」
シチミはワサビ様に従いましたね。
ワサビ様の言うことを聞きました。ワサビ様に従いました。
ワサビ様の言うことを聞いて、友達のペッパーを追い出すことにしました。
「え?ちょっと、ちょっと待ってよ。何か誤解があっただけだと思うけど。」
なんかちょっと誤解があった。
ね、ちゃんとワサビ様に話したら分かってもらえるはず。
「ちゃんと説明させて。誤解だよ。」とペッパーが言うんですが、シチミは「お願いペッパー。ややこしくしないで。」と言います。
ややこしいっていうのはすごく複雑ということです。
シンプルじゃなくて複雑。
ペッパー、問題をややこしくしないで。難しくしないで。
つまりこの人に「誤解です」って色々説明したりすると余計にややこしくなるから、もっと問題が大変になるから、
もう何も言わないで、黙って出ていってということですね。
シチミの表情を見てください。なんかかわいそうです。
さっきと全然違いますね。
別人です。
なんかこの人の言いなりですね。
この人に逆らえない。
逆らうというのは、自分より目上の人に対して反対の意見を言うってことです。
「違うと思います」って反論するってこと。逆らう。
でもシチミはワサビ様には何も言えない。逆らえない。言いなりになっている。
そんな感じですね。
ペッパーは許せませんね。
「そこの玉座の人」玉座っていうのは偉い人が座る場所です。
だからここですね。ここが玉座。
「そこの玉座の人、何か私に文句があるなら、ここに来て私に直接言えばいいじゃない。」
私に言いたいことがあるならシチミに言わせるんじゃなくて、私に直接言ってよ。
ペッパー怒ってます。
強気です。
「おや。」あらまぁ。
「シチミ、10秒で決めなさい。」10秒をあげるから決めなさい。
9、8、7...カウントダウンが始まりました。
友達を選ぶのか、私の言うことを聞くのか、10秒で決めなさい。
シチミ、苦しそうです。
板挟みで苦しいですね。
板挟みです。
こういう状態。
ペッパーのことはもちろん大切な友達です。
だけど自分はアーの魔女だから、アーの魔女の偉い人の言うことも聞かないといけない。
どちらもシチミにとっては大切です。
この2つの間で板挟みになって、ね、とても苦しい立場ですね。
かわいそうですね。
「もうやめて、ペッパー、早く立ち去って!出ていって!」
シュゥゥと音を立てながら、シチミの体から青い炎が出ています。
「シチミ、お願い。落ち着いて。」ドカン!「出ていって。出ていって。出ていって。」と言ってシチミがペッパーに攻撃をしています。
シチミが出したこの青い火の玉みたいなのが、ポン!パン!ポン!パン!ペッパーに当たっていますね。
「痛っ。ねぇ、これって...ひどい。」
シチミも多分本当はこんなことしたくないんでしょうけど、板挟みになって仕方なく、友達のペッパーを攻撃しています。
「シチミ、ペッパー、お願いだからやめて!
コリアンダーが2人を止めようとしました。
でも「待って。」と言ってサフランがコリアンダーを止めました。
ワサビ様はこんな状況を見て「ふむ。」と笑っています。
「ぐぅぅ...それならこれがお返しよ。」
ペッパーは攻撃されたので反撃します。
お返しします。
ブゥン!ピンクの光を出しました。
カーサスキャンセレアマキシマス!
シュゥゥ...「痛い」パン!
えっと、キャンセレアって言ってるので、多分何かをキャンセルする、取り消す、打ち消す魔法をかけました。
「あなたの一番の打ち消し魔法だって私には効いてない。」
ペッパーはシチミのこの魔法を打ち消す魔法をかけたんですけど、シチミには効きません。
効果がありません。
「諦めて。ペッパー。立ち去って。もうやめて。あなたを傷つけたくないのよ。」
シチミの目からは涙が出ています。
友達を傷つけたくない。
だからもうやめて。
「私の打ち消し魔法はちゃんと効いてる。」ちゃんと魔法かかってる。
でも「狙ったのはあなたじゃないけど。」
ペッパーはシチミを狙って、シチミに向かってこの打ち消しの魔法をかけたんじゃないと言っています。
「え?それってどういうこと?」
ペッパーは誰を狙ったんでしょうか?
よく見ると、シュゥシュゥ。シチミの後ろで炎が上がっています。
「私が狙ったのはあの人よ。」あの人に打ち消しの魔法をかけたのよ。
この人、この人は誰ですか?
これは、さっきのワサビ様です。
さっきまでとは別人ですね。全く違う人に見えます。
さっきまでは若いお姉さんだったのが、皺だらけのおばあさんになっています。
「魅惑の呪文を解除したわ。若く見せかけていたから。」
つまりワサビ様は、本当はおばあさんなのに、魅惑の呪文、自分を魅力的に、素敵に見せる呪文をかけて年を若く見せていたんですね。
ペッパーがその魅惑の呪文を解除した、キャンセルしたので、こんな姿になってしまいました。
「到着してすぐこの魔法に気が付いたの。」ペッパーはここに来てすぐに見抜いていたんですね。
一目で分かっていたんですね。
「あ、この人若く見せる呪文かけてるな」って見抜いていました。
「これはちょっとしたお返しよ。シチミを私にけしかけるなんて。」
けしかけるっていうのは、人をコントロールして自分の思い通りに動かすこと。
人を操って自分が思ったようにさせること。
この人はシチミをけしかけて、シチミをコントロールして、ペッパーを追い出させようとしました。
そんなひどいことをされたので、ペッパーはお返ししました。
「無礼者」失礼な礼儀のないやつ。「無礼者。なんということを。私の流派の皆の前で。」
ワサビ様はみんなの前で恥をかかされましたね。
怒っています。
「これでもましな方よ。」まだいいほう。
「私のリアが満タンだったらこれだけじゃ済まないもの。」
このリアって何のことを言ってるのかちょっと私分かりませんでした。
調べたんですけど、はっきりとした意味が分かりませんでした。
すいません。
でもこの文脈的に言うと、この話の流れから言うと、何だろう...「エネルギー」みたいな意味かなと思いました。
ま、とにかく、私のリアが満タンだったら、いっぱいだったら、これだけじゃ済まない。
もっとひどい仕返しをしたけど、今日は、今は、リアが満タンじゃないからこれだけにしとく。
そんなことを言っています。
ドロン!もう一度魅惑の魔法をかけて元の姿に戻りました。
「なるほど。予想したより早くお前は前任者たちのレベルに到達したというわけか。」
これはどういうことでしょうか?
前任者。
前任者っていうのは、その仕事、その役割を前に担当してた人です。
例えば、Aさんが会社を辞めるとします。
で、新しくBさんが会社に入って、Aさんが前やってた仕事を担当することになったとします。
その場合、Aさんが前任者で、BさんはAさんの後任です。
前任のAさんがいなくなった後、仕事を任される後任です。
なので、ここでワサビ様が言ってる前任者っていうのは、多分、ペッパーよりも前の、ペッパーの先輩のケイオサーの魔女たちのことだと思います。
ペッパーはワサビ様が思っていたよりも早く、予想していたよりも早く、前任のケイオサーの魔女たちのレベルに到達しました。
達しました。
だから「計画を早める必要がありそうだが、良い知らせだ。」
この人には何か計画があるみたいです。
プランがあるみたいです。
ペッパーが前任者たちのレベルに達したら、この計画を実行しようと思ってました。
予想してたよりも早く、ペッパーの魔女としてのレベルが上がっているので、
予定よりもちょっと計画を早めなくちゃいけない、早く計画を進めなくちゃいけないと言っています。
うん、この人は何を計画してるんですかね?
「計画?つまりこれって私を試したってこと?別に遅刻とは関係ないの?」
ペッパーはこのシチミの叙勲式に遅刻してきましたよね。
遅れてきました。
ペッパーが遅刻したので、それで怒ってペッパーを追い出そうとしたんじゃなくて、遅刻とは全く関係なく、
ペッパーの魔女としての力を試すために、ペッパーの実力を見るためにこんなことをしたってこと?
そう聞いているんですね。
「本当にひねくれている。」
ひねくれているっていうのは、性格がまっすぐじゃない。曲がっている。
ひねくれた性格の人は、意地悪で素直じゃないです。
あなたって本当にひねくれてる。
「ははは」笑ってます。
そして今度は参列者のアーの人たちに向かって怒鳴り始めました。
「どうして突っ立っている?私が攻撃されたのにお前たちは見ているだけか?あいつを捕まえろ。」
突ったつというのは、何もしないでただぼーっと立つということです。
なんで突っ立ってるんだ?なんでぼーっと立ってるだけなんだ?
このワサビ様が攻撃されたのに、お前たちただぼーっと突っ立って見てるだけか?
あいつ、つまりペッパーを捕まえろ。
「生捕りにしろ!」生捕りは、生きたまま捕まえる。
「捕まえろ!」って怒ってますね。
「シチミ、詳しい話は後になりそうね。」
今はちょっと話せそうにないから、後でまた詳しく話そう。
「キャロットごめん。また超高速で飛ばないといけないみたい。」
また超速いスピードで飛ばないといけない。
「捕まって。」
ペッパーたち、飛んで逃げようとしています。
でも、「しまった。」やばい。
箒が壊れてて飛べません。
「捕まえろー!」と言って、みんなが迫ってきます。
迫ってきます。
ペッパー困りましたね。
その時、「ペッパー、私のを使って!」サフランが自分の箒を投げてペッパーに渡してくれました。
「わぁ!ありがとうサフラン!」と言って、ペッパーはサフランの箒で逃げていきました。
後ろからアーの魔女がドラゴンに乗って追いかけてきていますね。
はい、この後どうなるんでしょうか?
ペッパーはどうなるんでしょうか?
そしてシチミもどうなるんですかね?
お話の続きはまた次回です。
続く。
じゃあ今日はここまでです。またね!
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