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皆さん、こんにちは。
今日は、日本で実際に起きたちょっと不可解な事件の話をしたいと思います。
私は実際に起きた事件とか、未解決事件についてのポッドキャストを聞いたり、あと、ネットフリックスのドキュメンタリーを見たりするのが結構好きで、
まあ、言語のインプットも兼ねて、英語や韓国語のトゥルークライムっていうんですかね。
そういうジャンルのポッドキャストを聞いたり、動画を見たり、割とよくするんですよ。
先日、あるユーチューブの動画を見ていたら、日本の事件が紹介されていたんですね。
その事件、私もその動画で初めて知ったんですけど、なんかちょっと不可解な謎の残る話で、すごく印象に残りました。
で、あ、そういえば、少し前にあのトゥルークライムの動画を作ってほしいっていうリクエストもいただいてたなぁって思い出して、
それでその事件を今回の動画の題材にすることにしました。
今日紹介するのは、「坪野鉱泉少女失踪事件」別名「坪野鉱泉神隠し事件」と言われている事件です。
じゃあ始めます。
1996年5月5日、富山県に住む高校の同級生だった少女2人が「肝試しに行ってくる」と家族に言い残して行方不明になるという事件が発生しました。
2人の名前を仮にA子さんとB子さんとします。
2人は当時19歳でした。
余談ですが、現行の法律では成人年齢は18歳に引き下げられたので、19歳というともう大人で少女ではなくて女性なんですけど、
1996年当時の法律だと、日本の成人年齢は二十歳だったんですね。
なので、当時は少女と報道されていました。
消息を立った当日の2人の行動で分かっていることをまとめると、
まず21時頃、2人はそれぞれ「魚津市に肝試しに行く」と家族に告げて、A子さんの運転する車で出かけていきました。
21時から22時頃、自宅から20キロほど離れた地点にある海洋丸パークという場所に立ち寄って友人に会っています。
ここは当時、若い男女が集まるデートスポット、ナンパスポットとして有名だったそうです。
そして22時過ぎ、国道8号線を魚津方面に向かって走るA子さんの車が目撃されています。
その後、近くのガソリンスタンドに立ち寄って給油したことも分かっています。
ちょっと地図で位置関係を見てみると、2人の自宅がある氷見市がここです。
9時頃ここを出発しました。
そして友人に会ったとされる海洋丸パークがここです。
21時から22時頃ここにいました。
そして2人が向かったとされている魚津市はここです。
22時過ぎ、この国道8号線をA子さんの車が通っていたことが確認されています。
その後、深夜にB子さんのポケベルから友人に「今、魚津市にいる」というメッセージがあったのを最後に、2人からの連絡は途絶えてしまいます。
一夜明けた5月6日、朝になっても娘が帰宅しないことを心配した両親が警察に通報して「娘が帰ってきません。探してください。」と言って捜索願を出しました。
そして警察による捜索が開始されました。
警察は2人が家族に「魚津市に肝試しに行く」と言い残していたことから、2人が魚津市にある心霊スポットとして有名な
坪野鉱泉跡地に向かったものと想定して、その付近を一斉に捜索しました。
2人が訪れたと考えられる坪野鉱泉跡地は山奥にあります。
県警のヘリや山岳捜索隊が出動して大規模な捜索が行われました。
しかし警察は、2人の発見につながるような手がかりを掴むことはできませんでした。
手がかりが何もなかったんです。
少女たちはおろか、2人が乗っていた車さえ発見することができなかったんです。
2人は忽然と姿を消しました。
一体2人はどこに消えたんでしょうか?
まさに神隠しです。
何の手がかりもない中、2人の失踪について当時様々な憶測が飛び交っていました。
いろんな説が噂されていたんです。
まずは単純に2人が家出したんじゃないかという説。
それから2人の失踪は何らかの心霊現象によるものじゃないかという説。
2人が向かったと考えられている坪野鉱泉の跡地。
ここはもともとどんな場所だったんでしょうか?
坪野鉱泉。鉱泉というのは、温泉と同じようなものだと思ってください。
鉱泉で有名だったこの地に、1960年頃、事件から30年以上前ですね、ホテル坪野という宿泊施設が開業しました。
ホテル坪野はレストランやプールなども併設された6階建てのホテルだったんですが、1970年代頃から徐々に経営が悪化していきました。経営難に陥りました。
そして1980年、ついには自己破産してしまいました。
自己破産っていうのは、簡単に言うと借金が膨らんで、もうどうにもこうにも返済できなくなってしまった時、借金を返せなくなってしまった時、
この自己破産の手続きをすると、借金が免除になる、帳消しになるんですね。
その代わり財産も全て失うということです。
ホテルは自己破産し、その後経営を立て直すこともできず、結局閉業に追い込まれました。
もう営業できなくなりました。
ホテルは閉まってしまったんですが、でもそのホテルを解体するのにもお金がかかりますよね。
解体費用がかかります。
ホテルを買収して再建する、立て直す新たな買い手も見つからないし、解体費用を負担する人もいない
ということで、ホテル坪野は、営業されていないんだけれども解体もされないまま、建物だけが残った状態になっていました。
つまり、廃墟ですね。
もう使用されてないけど、取り壊されずにそのまま残っている。
そして管理が行き届いていないので、管理者がいないので、荒れ果てた状態になっている。
そういう建物を廃墟と言いますね。
ホテル坪野は廃墟と化していました。
廃墟になったホテルは、やがて心霊スポット、肝試しスポットとして知られるようになります。
山奥に立つ廃業したホテル。それだけでも十分不気味で怖いんですけど、坪野ホテルには実は死にまつわる2つの噂があったんです。
1つは、営業されていた当時、併設されていたプールで男の子が溺死したという話。
そしてもう1つは、このホテルの経営者が経営難を苦にホテルで自殺したという話です。
そんな噂が広まり、オカルト好きの人の間で心霊スポットとして知られるようになりました。
そんな心霊スポットに行くと言って家を出たきり、忽然と姿を消したんです。
2人の失踪は、例えば幽霊に連れ去られたとか、何らかの心霊現象によるものなんじゃないかという風に噂する人たちもいました。
それからまた別の説が、暴走族による犯行説。
暴走族っていうのは、こんな、夜中に派手なバイクをブンブン音を鳴らして乗り回すような不良少年たちのことです。
このホテル坪野はさっきも言ったように廃墟と化していたため、当時暴走族の溜まり場にもなっていたんだそうです。
周辺の県から暴走族たちが集まってくる溜まり場になっていました。
肝試し目的でこの場所を訪れた少女たちは、そこでたまたま出くわした暴走族の少年たちによって
連れ去られたり、あるいは殺害されたりしたんじゃないかという噂も流れました。
それから、北朝鮮による拉致説。
さっき地図でも見てもらったように、海が近い場所ですから、港が近いですから、北朝鮮の工作員がもしかしたらこのホテルに潜伏していて、
2人がやってきたところを拉致して、港から北朝鮮に連れ去ったんじゃないか。そんな憶測まで広がっていました。
ここまで聞いて皆さんは、2人が姿を消した真相なんだと思いますか?
事件に巻き込まれたんだと思いますか?
北朝鮮に拉致されたんだと思いますか?
それとも、本当に心霊現象だったんでしょうか?
2人の発見につながる有力な手がかりは得られず、事件は未解決のまま少女たちの失踪から18年が経過した2014年のことです。
警察にこの事件に関するある有力な情報が寄せられました。
何者かから警察の元に「車が海に転落するのを見たと言っている人が複数いる」という通報があったんです。
2人の車はどうやら海に落ちたらしい、それを見たと言っている人がいるという情報が入ってきたんです。
ですが、残念ながら目撃者が存在するという情報だけで、その目撃者が一体誰なのかというところまでは当時分かりませんでした。
目撃者を特定できませんでした。
その後、警察の懸命な捜査の末、通報から5年が経った2019年の春、ついに警察は目撃者の男3人を特定しました。
そして3人への聞き取りを重ねた結果、2020年1月、男たちからこのような証言が得られました。
1996年のゴールデンウィーク、伏木富山港、さっきの地図で言うとこの辺りなんですけど、
この港で若い女性2人が乗った軽自動車が海に転落するところを目撃した。
2人に声をかけようと近づいてドアに手をかけたら、車は後ろ向きで急発進し、そのまま海に転落した。
責任を問われるのが怖くて、警察には通報しなかった。
これらが男たちの証言です。
つまり、その男たちはナンパ目的でA子さんとB子さんの乗る車に近づこうとしたところを、急に車がバックして海に落ちた。
自分たちが彼女たちの死に関与したのではないかと疑われるのが怖かったから、通報せずにそのままその場を立ち去ったということです。
3人の証言に基づいて、警察が伏木富山港付近の海を捜索した結果、その年の3月にA子さんのものと思われる軽自動車が発見されました。
中からは複数の人骨、人の骨が発見されました。
車に残されていた遺留品やDNA鑑定の結果から、その骨は2人のものだと断定されました。
失踪から24年後、結局2人は心霊現象でも暴走族の仕業でも、北朝鮮による拉致でもなく、海に落ちたことによる事故死だったと結論づけられたんです。
でも、うーん、ちょっと3人の目撃者の男性の証言には少し不可解な点もあります。
そんな、後ろに急発進するなんてある?とか、本当に何も自分たちに非がないなら、何も悪いことをしていないなら、どうしてすぐに通報しなかったんだろう...
何か隠したいことがあったんじゃないか...って、ちょっと勘繰ってしまいますよね。
疑いたくなってしまいますよね。
もしすぐに通報していたら助かっていた可能性もゼロじゃなかったわけですし。
でもこればっかりはもう、2人の遺体発見の時点で亡くなってすでに24年が経過していて、遺体の状況から分かることっていうのも限りがあったでしょうし、
この3人の男性の証言以外に手がかりは何もないわけですから、真相の突き止めようがないですよね。
警察はこの件に関して、3人への聞き取りを十分行った結果、事件性はないと判断したと発表しています。
警察はこの3人は関与していない、A子さんとB子さんの死は事件ではなく事故だったと断定しています。
はい。という実際に起きた事件?事故?の話でした。
ちなみに2人が訪れたとされている坪野鉱泉を舞台にしたホラー映画が2022年に公開されています。
『牛首村』という映画です。
私はホラーはダメなので...怖くて見れないので、私は見たことないんですが。
見たことないし見る予定もないんですが、もし興味のある方、ホラー好きの方がいらしたら、ぜひ探してみてください。
『牛首村』です。
はい、じゃあ今日はここまでです。
Image of Hotel Tsubono by Yones, licensed under CC BY-SA 3.0:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tsubono_well.jpg