Your support helps me continue creating Japanese learning content. If you enjoy learning Japanese with Nihongo no Jikan, please consider supporting the project with a donation.
Amount (USD)
Already a monthly supporter?
Manage or cancel your subscription
You can also donate via Ko-fi or Patreon
こんにちは。
少し前のことなんですけど、ある日、ある球場で息子の野球の試合を見ていたんですね。
そしたらものすごいサイレンの音が聞こえてきたんですよ。
パトカーとか救急車とか救急隊の車が、何台も通っていきました。
なんだろう...何か事故かな、事件かなって思って、気になっていたんですけど、その日の夜ニュースを見たら、そのすぐ近くで交通事故があったということが分かりました。
とてもとても痛ましい事故がありました。
60代の男性が運転する車が大型バイクに追突するという事故がありました。
3台のバイクにぶつかったそうです。
で、事故はそこで終わりませんでした。
その弾みで、その追突されたバイクが近くを歩いていた複数の歩行者に衝突したんです。
で、そのうちの1人、3歳の男の子の命が犠牲になりました。
事故があったその日の報道では、その3歳の男の子は意識不明の重体と言われていたんですね。
意識不明の重体。意識不明というのは意識がない状態です。
重体というのは、亡くなってしまう可能性がある、命の危険がある状態です。
もちろん意識不明の重体から回復する場合もあります。
なんとか助かるといいなぁって願っていたんですけど、翌日、その男の子が亡くなったという報道がありました。
本当に痛ましい事故ですよね。
それだけでも本当に胸が痛いんですけど、でも実はその事故は普通の交通事故ではなくて、飲酒運転による事故だったんですよ。
車を運転していた男性は、事故の直前までお酒を飲んでいたそうです。
お酒を飲んだ状態で運転して、アクセルとブレーキを踏み間違えて、バイクに突っ込んだ、ということでした。
飲酒運転、私は本当に許せません。
今日はちょっと飲酒運転について話してみたいと思います。
皆さんの国では、飲酒運転に対する人々の意識、考え方って、どうですか?
飲酒運転を絶対にしてはいけないっていう考えは、どれぐらい一般的ですか?
日本では、これ、あくまで私の感覚なんですけど、今の時代は、飲酒運転はダメ、
少しでもお酒を飲んだらハンドルは握っちゃいけないって考えている人がおそらくほとんどだと思います。
でも、私の記憶の限りでは、私が子供の頃はそうじゃなかったように思います。
昔は、もっと飲酒運転に対する意識が低かったように思います。
もちろん昔も飲酒運転は法律で禁止されていました。
国のルールとして、法律で当然禁止されていましたよ。
でも、本当はダメだけど、ダメってわかってるけど、「ちょっとしか飲んでないから大丈夫」とか、
「もう家まで近いから大丈夫」って軽く考えて、飲酒運転をする人も珍しくなかったように思います。
でも最近では、ちょっとでも飲んだら運転してはいけないし、させてはいけないっていう意識が高くなったように思います。
昔に比べて、飲酒運転に対する罰則、ペナルティもすごく厳しくなっているし、今は、運転していた本人だけじゃなくて、同乗者や、お酒の提供者も処罰されます。
その人がお酒を飲んでいることを知っていて、その人の車に同乗する、一緒に乗ることも犯罪です。
それから、その人が後で運転するということを知っていてお酒を出す、これも罪に問われます。
そんな風に、今では飲酒運転に対する法律も、それから世間の目も、とても厳しくなっています。
実はそのきっかけの1つとなった事故が、20年ほど前、2006年に、私が住んでいるここ福岡で起きたんですよ。
福岡市の東区に海の中道大橋というとても大きな橋があります。
2006年8月25日、その橋の上で、家族5人が乗った車が飲酒運転の車に追突されました。
その飲酒運転の事故を起こした加害者は、ものすごいスピードを出していたそうです。
時速100キロで追突された、その5人家族が乗った車は、橋から海に転落しました。
で、その5人のうち、両親は幸い助かったんですが、幼い3人の兄弟、事故当時1歳と3歳と4歳の子供が、命を落としました。
この事故は、福岡だけじゃなくて、日本全国に大きな衝撃を与えました。
私も、その事故のニュースを見た時のことを今でも覚えています。
もちろん、この事故だけじゃないんですけど、まぁこの事故などをきっかけに、日本では飲酒運転をなくすための様々な取り組みが進められました。
例えば、飲酒運転に対する罰則も強化されました。
より厳しく処罰されるようになりました。
それから先ほども言ったように、運転していた本人だけじゃなくて、同乗者やお酒の提供者が処罰されるようになったのも、2007年、その福岡の事故が起きたすぐ後のことです。
福岡の人は特に、この事故のことをすごくよく記憶していると思います。
ま、そういったきっかけもあって、最近では、お酒を一滴でも飲んだら運転しないっていう意識が、かなり社会に浸透していると思います。
運転代行サービスを使うことも一般的になりました。
運転代行って聞いたことありますか?
運転代行というのは、お酒を飲んだ人に代わって、代行でその人の車を運転して、自宅まで送り届けてくれるというサービスです。
だから飲み会などに参加するとき、行きは自分の車でお店まで行って、帰りは代行を呼んで、代行の人に運転してもらって家まで帰るということです。
もちろん代行だけじゃなくて、お酒を飲むときは、もう最初から徒歩で行くとか、電車やバスなどの公共交通機関を使うとか、そういう人も多いし、
あとはタクシーを呼んだり、家族に迎えに来てもらったりする人も多いです。
というふうに、かなり社会の飲酒運転に対する意識というのは変わってきてはいるんですけど、でもそれでも、残念なことに、
やはり動画の最初で話したような痛ましい事故が、いまだに起こるんですよね。
私は飲酒運転による事故のニュースを見るたびに、「まだ飲酒運転する人がいるの?」って、本当にすごく憤りを感じます。
正直、交通事故というのは、交通事故自体は、完全に防ぐことはできないと思うんですよね。
どうしても防ぎようのない事故というのはあると思います。
でも飲酒運転の事故っていうのは、防げる事故じゃないですか。
「お酒を飲んだら運転しない」というルールさえ、きちんと当たり前に守れば、防げたはずの事故ですよね。
だから、飲酒運転による事故っていうのは本当に重い罪だと思います。
今回のように小さい子供が犠牲になると、なおさら許せないっていう気持ちになります。
亡くなった男の子はもちろんだけど、目の前で我が子を亡くしたご両親、それから何も悪くないのに、結果的に
その男の子に追突してしまったバイクの運転手の気持ちを考えると、本当にいたたまれない気持ちになります。
ちょっと数字を見てみると、2025年、去年ですね、去年、日本全国で2283件の飲酒運転による事故が発生しました。
そのうちの125件が死亡事故でした。
その事故によって人が亡くなりました。
飲酒運転による交通事故は、飲酒していない場合の事故と比べても、死亡事故につながる割合が何倍も高いんだそうです。
昔と比べればマシになったとはいえ、いまだに飲酒運転による事故はなくなっていません。
私の周り、私の知る限りでは、もうね、今の時代、飲酒運転をする人なんていませんけど、でもいまだに一部の人、ごくごく一部の人だと思うんですけど、
一部の人は「大丈夫大丈夫」って軽く考えて飲酒運転をしているんでしょうね。
本当に本当に、今よりもさらに人々の意識が高まって、飲酒運転による事故が減るといいなと思います。
今日はちょっと暗い話題になってしまったんですけど、飲酒運転について話しました。
皆さんの国ではどうですか?
お酒を飲んだらハンドルを持たないという意識は、どれぐらい社会で共有されていますか?
それから、日本の運転代行みたいなサービスは皆さんの国にもありますか?
ぜひコメントで教えてください。
じゃあ今日はここまでです。
また次の動画でお会いしましょう。
