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今日は、私が好きな日本人的な考え方についてお話ししたいと思います。
日本人らしい価値観とかものの考え方っていろいろありますよね。
例えば、目上の人を敬うとか、礼儀を大事にするなどは、日本人の価値観として広く知られているかと思います。
ま、もちろん日本人といっても、人によって考え方は違うので、一括りにすることはできません。
日本人全員が、今日私がご紹介する価値観をみんな共有しているわけではありませんが、私が普段から心がけていて、
「これは日本人らしい考え方だなぁ」って思うものを、今日は3つご紹介したいと思います。
まず1つ目は、徳を積むという考え方です。
徳を積むっていう言葉、聞いたことありますか?
これはもともと仏教に由来する考え方なんですけど、今では宗教とは関係なく広く使われている言葉です。
徳を積むというのは、簡単に言うと善い行いを積み重ねることです。
善い行い、「善行」とも言いますが、自分のため、自分の利益のためではなく、他者のため、人のためとか社会のためになるような行動をすることですね。
例えば道にゴミが落ちていたら拾うとか、困っている人を見かけたら手を差し伸べるとか、
汚れに気づいたら自分が汚したんじゃなくてもきれいにするとか、そういった些細な善い行いを日頃から積み重ねることを、徳を積むって言います。
ここで大事なのが、見返りを求めないっていうことです。
これをしてあげたからお返しに何かしてもらえるっていう、見返りを期待するんじゃなくて、
自分には何も得はなくても、自分に何かプラスになるわけじゃなくても、人や社会のために善い行いをする。それが徳を積むということです。
ただ、さっき見返りを求めないって言ったんですけど、日本人の中には、すぐに見返りを求めるわけじゃないんだけど、
徳を積んだら、善い行いを日頃からしていたら、いつか巡り巡って自分のところに良いことが返ってくるって信じてる人は多いと思います。
私もそう思っています。
そうそう、日本語には「前世で徳を積んだ」っていう言葉があるんですよ。
前世っていうのは、今のこの人生の前の人生のことです。
今の自分として生まれ変わる前の人生。
日本人は、すごくラッキーな人、恵まれている人とか幸せそうな人を見ると、
「ああ、あの人はきっと前世で徳を積んだんだね」って、冗談でよく言ったりします。
前世でたくさん善い行いをしたから、現世で幸せになったっていうことですね。
実際はどうだかわかりませんが、そんな表現もあります。
徳を積む、自分の利益にならなくても、他者のために善い行いをするって、口で言うのは簡単だけど、実際に行動に移すのは結構難しいと思います。
やっぱり見返りを求めたり、それをやって自分にプラスになるのか、損得を考えちゃうと思うので、なかなか難しいですよね。
私も全然立派な人ではないので、徳を積んでいるかって言ったら積んでいないと思うんですけど、
でも、この徳を積むっていう言葉は好きで、よく使っている気がします。
例えば、正直これやるのちょっと面倒くさいなとか、これやっても私が得するわけじゃないしな、
私にプラスになるわけじゃないしなって思う時ってあるじゃないですか。
そんな時私は、「うーん、面倒くさいけど、でも徳を積むつもりでやろう」って自分に言い聞かせたりします。
で、自分とか自分の家族に何かいいことがあった時には、「ああ、あの時私が得を積んだからだな」って思ったりもします。
まぁそんなふうに考えると、気持ちよく善い行いができると思うので、私はこの徳を積むという考え方が好きです。
2つ目は、お天道様が見ているという考え方です。
お天道様っていう言葉、聞いたことありますか?
お天道様というのは太陽のことです。
昔から太陽のことを神様に見立てて、お天道様と呼ぶことがあります。
「お天道様が見ている」というのは、誰も見てないからといって悪いことをしてはいけない、という意味で使われる言葉です。
誰も周りに人がいなくても、お天道様はいつも空からあなたのことを見ています。
だから、お天道様に見られても恥ずかしくないような行動を取りましょうねということです。
誰も見てないからいいや、バレないからいいや、これくらいなら大丈夫って思って、ずるいことをしたり、嘘をついたり、
人の目を盗んで、人が見てないところで隠れて悪いことをしたりしてはいけませんよ、ということを教えてくれる言葉ですね。
まあ、人間誰でもついつい、ちょっとずるいことや悪いことを考えてしまう瞬間ってあると思うんですよね。
でも、そんな時に、「いや、誰も見ていなくてもお天道様が見てる」って思うことで、
「いや、やっぱり悪いことはしちゃいけない」って思い留まることができます。
真面目に生きようって思わせてくれる言葉なので、私はこの言葉もすごく好きです。
最後は、お互い様という考え方です。
これは皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
この言葉は日本人が本当によく使う言葉だし、日本人の価値観として日本人の心に根付いている考え方だと思います。
お互い様っていうのは、簡単に言うと、自分も相手も同じ立場だから、お互い気にしなくて大丈夫っていう考え方ですね。
例えば誰かに何か迷惑をかけられた時、すぐに相手を責めたり怒ったりするんじゃなくて、
「ま、逆に私が迷惑をかけちゃうこともあるしな。お互い様」っていう風に考えます。
逆の場面もありますよね。
困っている誰かを助けたとします。
そんな時も、助けてあげたんだからお礼をしてもらえるとか、そういう見返りを求めるんじゃなくて、
「あ、今回は私が助ける番だったけど、逆にいつか私が助けてもらうこともあるかもしれない。だからお互い様」って考えたりします。
誰でも失敗する時はあるし、誰でも人に迷惑をかけちゃうことはあるし、誰でも人の助けが必要な時がありますよね。
「だからお互い様」って考えることで、広い心で相手のことを、「お互い様だからいいよ」って許せたり、
「お互い様だから大丈夫だよ」って寛容になれたりする気がします。
日本では、「困った時はお互い様」っていう言葉もよく使います。
困った時はお互い様。
困っている人がいたら助ける、そして逆に自分が困った時は助けてもらう。
そうやって、お互い支え合っていこうという考え方ですね。
お互い様って考えると、ちょっと人に優しくなれるので、私はこの考え方が好きです。
以上が私が好きな日本人らしい考え方3つでした。
どれも私も普段から心がけるようにしているし、自分の子供たちにも常日頃からよく伝えている考え方です。
皆さんの国にも似たような考え方や価値観はありますか?
もしあればぜひコメントで教えてください。
じゃあ今日はここまでです。
じゃあまた次の動画でお会いしましょう。
