
ペッパーとキャロットの第6話、魔法薬コンテストです。
前々回、4話からの続きですね。
ついに魔法薬コンテストの日がやってきました。
早速読んでいきましょう。
太陽が昇っています。
朝焼けがきれいですね。
ペッパーはまだ布団の中です。
今、目が覚めたところでしょうか。
まだ起き上がって布団から出てはいませんね。
あれ、しまった。また窓を開けたまま寝ちゃったみたい。
強い風の音。ペッパーは窓を開けたまま寝ちゃったから、風の音が聞こえるんだと思ってるんですね。
それにコモナの街が外に見える。
どうして?
なんで?これがコモナの街ですかね。
コモナの街はこうやって空に浮かんでるんですね。
ペッパーは「なんで窓の外に街が見えるんだろう」って不思議に思ってます。
ペッパーの家は森の中にありましたよね。
なので、「窓の外に街が見えるはずないのに」って不思議に思っています。
「コモナ」と言って、パッと起き上がりました。
あの魔法コンテスト。この時はまだ寝ぼけてる状態でした。
まだしっかりと起きていない、まだ目が覚めていない状態でした。
でも「コモナ?」「魔法コンテスト!」って気づいて、一気に目が覚めましたね。
きっとうっかりして寝ちゃったんだ。
ペッパーは徹夜で、夜通し、夜から朝までかけて薬を作るつもりだったんだけど、うっかり途中で寝ちゃったんだと思ったんですね。
これはすごくやばい状況ですね。
大変な状況です。
ペッパーは寝坊しちゃったと思って、やばい、大変っていう顔をしています。
すごく焦っていますね。
でも?どこにいるの?
ここどこ?
私どこにいるの?
今、鳥がいるし、風は強いし、外にコモナの街が見えるし、一体ここはどこ?
ペッパーは空の上にいました。
ペッパーが朝になっても起きないので、キャロットがベッドごと、ベッドごと魔法の箒で運んでいます。
キャロットがベッドごと、ペッパーをコンテストの会場に連れて行っています。
ペッパーもそのことに気づきました。
キャロット!コンテストに運べばいい、そう思ったのね。
本当に素敵。
もう最高!
私の魔法薬に服に帽子まで全部持ってきてくれて。ペッパーはキャロットにありがとうって感謝してます。
キャロットのおかげでコンテストに間に合いそうなので、遅れずにコンテストに行けそうなので、キャロットに感謝してます。
「持ってきた薬を見てみましょう」と言って、昨日徹夜で頑張って作った薬を確認します。
結局ペッパーはどんな薬を作ったんですかね。
薬を見て、ペッパー、凍ってしまいました。
これ、氷ですね。
冷たい氷です。
ペッパーは一瞬ショックで固まって「えぇー!」と驚いています。
キャロットが持ってきてくれたこの薬は何だったんですかね?
無事コンテストの会場に到着しました。
間に合ってよかったです。
この人はコモナの市長です。
コモナ市の市長。
この人が開会宣言をしています。
コンテストが始まりますっていう挨拶をしています。
今ここにコモナ市長の私が、魔法薬コンテストの開会を宣言します。
記念すべき第1回の開催に、4人もの魔女が参加してくださったことを、街として歓迎しましょう。
さあ、皆さん盛大なる拍手で、大きな拍手でお迎えください。
たくさんの市民たち、コモナに住んでる人たちがコンテストを見に来ていますね。
みんなで拍手で参加する魔女たちを迎えました。
この4人がコンテストの参加者です。
まず1人目。
偉大なる技術者連合からやってきました。
魅惑の天才を迎えることができて光栄です。
コアンダー。偉大なる、素晴らしい技術者連合って何でしょう?
ま、多分そういうグループがあるのかな。団体があるんでしょうね。
技術者たちの集まりがあるんでしょうね。
そこからやってきました。コリアンダーさんです。
魅惑の天才、魅力的な魅力のある天才に参加してもらえて光栄です。
嬉しいです。ありがたいです。
次はサフランです。
我が町コモナの魔女を忘れるなどありえません。
サフラン。
我が町っていうのは私たちの町ってことですね。
だからサフランはこの町の出身なんですね。
3人目の参加者は沈む月の土地からやってきました、シチミ!
沈む月の土地。
これは町の名前でしょうか?
月が沈む場所から、きっと遠くからやってきた参加者です。
「シチミ」って名前がいいですね。
これ、コリアンダー、サフラン、シチミ、ペッパーって全部スパイスの名前になってるんですね。
七味はうちにもあります。
これです。
七味。見えますか?
7種類のスパイスが混ざったものです。
辛いです。
私はよくうどんとかを食べる時にこの七味をかけます。
そして最後の参加者はリスの外れの森から来ました、ペッパー。という風に市長が参加者たちを紹介しました。
この「はずれ」は、外れとか外れの方っていうと、中心から離れた場所っていう意味があります。
街の外れ、街の中心から離れたところにある森からペッパーは来ました。
ペッパーはちょっと不機嫌そうな表情をしてますね。
嬉しくなさそうです。
機嫌が悪そうです。
さあコンテスト開始です。
拍手メーターで投票が行われます。
どれだけ拍手をもらったか、拍手のおそらく音の大きさで勝ち負けが決まるってことですね。
たくさん拍手をもらった人が優勝ってことですね。
まず最初はコリアンダーによる実演です。
実演します。
実際にやって見せます。
ご参加の紳士淑女の皆様。紳士は男性、淑女は女性のことですね。
もう死を恐れる必要はありません。
もう死を怖がる必要はありません。
私の魔法薬があれば。ゾンビ化の薬です。
この薬を鳥にかけると鳥がゾンビになりました。
ゾンビ化しました。
パチパチパチパチパチパチパチパチ。みんな拍手してます。
素晴らしい!コリアンダーはこの奇跡の魔法薬で死を否定しました。
この奇跡の、このすごい力を持った魔法薬があれば、死というものがなくなります。
死を否定しました。
たくさん拍手をもらってますね。
次はサフランの番です。
コモナの街の皆様、拍手をするのはお待ちくださいな。
待ってください。拍手をするのはまだ早いですよ。
ここにあるのは私の魔法薬、皆様が待っていたのはこの魔法薬ですわ。
隣人たちはあなたの変貌にびっくり仰天して、みんながあなたを羨むのです。
隣人は隣の家の人とか近所の人ですね。
変貌は、姿が変わる、すごい変化するってことです。
周りの人たちみんなあなたの変化にびっくり驚いて、みんながいいないいな、って羨む。羨ましがりますよ。
はい、どんな薬なんでしょう?
ただ1滴垂らすだけでそれが可能になる。
そう、これが私の魔法薬。ゴージャスの魔法薬!
1滴垂らすとさっきゾンビになっていたこの鳥さんが、今度はゴージャスになってます。
ちょっとなんかセレブっぽい感じになってますね。
お金もちそうな髪型で、アクセサリーをつけてじゃらじゃらアクセサリーをつけて、
高そうな、高級そうなブランドのバッグを持って、ゴージャスな姿に変身しました。
パチパチパチパチパチパチ。
みんな拍手してます。
素晴らしい。びっくりです。
この薬はコモナ全体を裕福にできるでしょう。
裕福というのはお金持ちってことですね。
この薬でみんなゴージャスになれば、この町全体が裕福になります。
皆様の拍手ももっともですね。
当然です。
コアリンダーの負けはすでに確定です。
さっきのコリアンダーの時よりも拍手が多かったので、コリアンダーの負けが決まりました。
負けが確定しました。
先ほどのこのサフランの実演の後では、シチミが勝つのは難しそうになってきました。
さっきのサフランの実演があまりにもすごかったので、シチミはちょっともう難しいんじゃない?
勝ち目はないんじゃない?と言われてしまっています。
そのシチミ、なんか不安そうな顔をしてますね。
私、実演しないといけないなんて知らなかった。「実際にやって見せなくちゃいけないって知らなかった」と言って、不安そうな顔をしてます。
でも市長が「さあ、さあシチミ、みんなが実演を待ってますよ」と言って促してますね。
早く早く。やってくださいって。
ダメ、私できません。
これは危険なんです。
ごめんなさい。この薬は危ないから、危険だからできません。
紳士淑女の皆様、どうやらシチミは棄権するようです。
これも「きけん」でしたね。
これも「きけん」です。
両方「きけん」って読むんですけど、意味が違います。
こっちの危険は危ないという意味ですよね。
こっちの棄権は簡単に言うと「やめる」ってことです。
漢字を見ると、「権利を棄てる」です。
だからコンテストにエントリーしたけど、でも実演して他の参加者と戦う権利を棄てます、ってことです。
スポーツとかでも試合に出るってエントリーはしたんだけど、やっぱり辞めます、やっぱり戦いませんと言って、
戦わずに負ける時、そういう時に「棄権する」と言います。
市長が「どうやらシチミは棄権するようです」と言っています。
このシチミが持っている薬のラベルを見てください。
なんかトカゲみたいな小さい生き物が巨大化しています。
大きい恐竜みたいになっています。
およこしなさい。「よこしなさい」は、「ちょっとちょうだいよ」「貸して」ってことですね。
サフランが奪い取りました。
無理矢理奪い取りました。
内気なふりはやめなさい。
あなたはコンテストを台無しにしているわ。
内気なふり、シャイなふりはやめなさい。
「ふりをする」というのは、本当はそうじゃないのにそういう風に見せる。
シャイじゃないのに、シャイなように見せる。シャイなふりをする。
そんなふりするのやめなさい。
コンテストを台無しにしている。
あなたのせいでコンテストが面白くなくなる、台無しになる。
あなたの魔法薬がどんなものであろうと私の勝ちだって分かりきってるのよ。
これがどんな魔法薬だとしても、どうせ私が勝つんだから、私の勝ちはもう決まってるんだから。
と言いながら、ドバドバドバッと薬を鳥にかけてしまいました。
その瞬間、「グアォー」気をつけて。この魔法薬は巨大モンスターの薬なの。
やっぱり巨大化する薬でした。
大きくなる薬でした。
気をつけてって言ってるけど、もう遅いですね。
ガァガァガァ。バンッ。
このままじゃみんな踏みつぶされてしまいます。
ぐしゃっと踏みつぶされそうです。
みんな一斉に逃げていますね。
市長さんが「逃げるんだ」「みんな逃げて」「コンテストはおしまいだ」「安全なところへ逃げろ」で叫んでます。
そんな中、ペッパーは一人笑顔です。
うん、すごい。
これはさっきの巨大化する薬のことを言ってますね。
すごい。
よし、これで私の番かな?
私の魔法薬はちょっとは笑えるはず。
みんな多分笑うと思うよ。
というのも実は...と言いかけたけど、もうみんないなくなっちゃいました。
みんな逃げていなくなりました。
残ったのはペッパーとキャロット、そして巨大化した鳥だけです。
さてと、いつも通り、いつもと一緒で、私たちの番になると誰もいなくなっちゃう。
でもキャロット、お前が持ってきた魔法薬の使い道、使い方を1つ思いついたの。
この事態をなんとか収拾して家に帰りましょう。
事態を収拾するというのは、何か大変なことになってる時に、その大変な状態を収める、落ち着かせるってことです。
今、街が大変なことになってます。
でもペッパーはいい方法を思いついたから、これを使ってなんとかこの大変な状況を落ち着かせて、家に帰ろうと言っています。
そして箒で飛んで、鳥を追いかけていきました。
「ねぇ!」って鳥に話しかけてます。
「ねぇ、そこの巨大ゴージャスゾンビカナリアさん!」バーンっ。
翼がこの塔に当たって塔が崩れています。
最後の魔法薬を試してみたい?
嫌かしら?
そうね。嫌だよね。そうだよね。
「ラベルを見て、しっかりと。」と言って、この鳥の目に魔法薬を近づけてラベルを見せています。
コモナから今すぐ立ち去らなかったら、これをあなたの全身にかけちゃうから。
これを全身にかけられたくなかったら、今すぐこの町から出ていって。
それを聞いて鳥さんすぐに町から出ていきましたね。
ペッパーはブイサインをしています。
ペッパーの作戦成功です。
街を危機的状況から救ったので、優勝はペッパー。
ペッパーのおかげで巨大化した鳥がいなくなってみんな助かったので、ペッパーが優勝しました。
賞金の5万Koもゲットしました。
他の魔女たちは納得行ってません。「えー」って不満そうです。
そしてペッパーの魔法薬は...?魔法薬は何だったんでしょう?
なんで、何を見て鳥は逃げていったんでしょうか?
あはは!うーん...えーと...実はこれは魔法薬じゃないんです。
この前獣医に行った時の私の猫の尿の試料です。
獣医は動物の病院ですね。
尿はおしっこ、試料はサンプルです。
これは魔法薬じゃなくてキャロットの尿でした。
それで鳥が逃げていったんですね。
実演はしますか...?
はい、エピソード6「魔法薬コンテスト」おしまいです。
今日はここまでです。
次回、7話をまた楽しみにしててください。
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