
今日はペッパーとキャロット、エピソード32「戦場」です。
戦いの場所、戦争をしている場所ですね。
戦場。
ここが戦場です。
空は薄暗くてどんよりしています。
兵士がずらっと並んでいますね。
ものすごい人数の兵士たちが剣と盾を持っています。
旗を持っている人もいますね。
そして、みんな鎧兜を身につけています。
体を守るのが鎧で、頭を守るのが兜です。
鎧兜って言ったり、甲冑って言ったりします。
なんか中世の、昔のヨーロッパの兵士のような雰囲気ですね。
一人だけ馬に乗っている人がいます。
この人がリーダー、指揮官でしょうね。
望遠鏡で遠くを見ています。敵の様子を見ているんでしょうね。
指揮官は険しい表情をしています。
兵士は不安そうな表情をしています。
敵が攻めてきました。相手の軍が攻めてきました。
「おい、探していた魔女は見つけて呼んだのか?」
「はい、もちろん。既にあなた様の隣に。」「ん?」
この指揮官は一緒に戦ってくれる魔女を呼んでいたみたいです。
「魔女を呼んでおけ」と、この部下の兵士に命じていました。
「言っていた通り、ちゃんと呼んだのか?」
「はい、あなた様の隣にもういますよ。」と言うので、指揮官が横を見ると、そこにはペッパーがいました。
「あの、初めまして。私、ペッパー。」と自己紹介していますね。
指揮官が探していた魔女というのはペッパーのことでした。
「愚か者!
どうしてこんな子供を連れてきた?
本物の戦場の魔女が必要なんだぞ。」
怒っていますね。この部下に怒鳴りつけています。
この人は、この戦場での戦いを助けてくれる強い魔女を期待していたのに、こんな若くて幼い、子供のような魔女だったので「違う!」と言って怒っています。
それを聞いたペッパー。
「お言葉ですが、ちょっと言わせてもらいたいんですけど、私は本当にケイオサーの魔女です。」
「ここに認定証だって...」と言って、前回のお話でカイエンにようやくサインをもらったこのケイオサー認定証を指揮官に見せます。
「黙るがいい。」
「黙れ。」
「軍隊は子供の居場所ではない。
家に帰り人形とでも遊んでいるがいい。」
軍隊は、つまりこれですね。
この人たちが軍隊です。
兵士たちを軍隊って言いますね。
ここはお前みたいな子供がいる場所じゃない。
子供の居場所じゃない。
子供がいるべき場所じゃない。
「子供は家に帰って家で人形遊びでもしとけ。」と言いました。
後ろの兵士たちはみんなそれを聞いて笑っています。
「あはは」「わはは」みんな大爆笑です。
大笑いです。
ちょっと失礼ですね。「失礼な!」と思ってペッパーは怒ってその場を立ち去ります。
ペッパーとキャロットはテントがたくさん立っている村にやってきました。
ペッパー怒ってます。ぶつぶつ文句を言っています。
「本当に信じられない。
何年も勉強したのに、真面目に取り合ってもらえない。」
今まで何年もかけて勉強して頑張って、ようやくケイオサー公認の魔女になれたのに、真面目に、真剣に相手にしてもらえない。
「見た目で未熟だと決めつけられて。」
見た目がこんな感じでペッパーは、可愛らしい、幼い、子供らしい雰囲気の魔女なので、魔女と言ってもあんまり怖くなさそうですよね。
強くなさそうです。
怖くて強い、戦場で戦える魔女には見えません。
そんな見た目だけで判断されてしまいます。
外見だけを見て「ああ、この子は駄目だ。弱い弱い。戦えない。」って思われてしまいます。
決めつけられてしまいます。
「未熟」っていうのは、まだ経験が少ないとか、勉強が足りないとか、まだ大人になっていない、一人前になっていない、そういうことを未熟と言います。
ペッパーは悔しいですね。
私だって一生懸命勉強してきたし、たくさん練習して、魔法の練習して経験も積んできたのに、見た目だけで「ああ、この子はまだ未熟だ」って思われてしまう。
ペッパー、悔しがっています。
ペッパーがそんな風にぶつぶつと文句を言っている間、キャロットは何をしてますか?
美味しそうな肉の塊を見つけました。
ペッパーがぷんぷん怒りながら歩いていると、後ろでポンと音がしました。
「キャロット!」と言って振り返ると、バサッ。さっきの肉が落ちています。
落ちてキャロットがこの灰に、見てください。埋もれています。
これは焚き火をして肉を焼いた後の炭と灰ですね。
キャロットは肉を取ろうとして灰に埋もれてしまいました。
キャロット、真っ黒です。
煤まみれになっています。
でも、真っ黒になりながらも肉を見つけて嬉しそうです。
「キャロット、それが目当てだったのね。」
その肉が欲しかったのね。
それが目当てだったのね。
「ひどい見た目。」真っ黒。「ひどい見た目」といった瞬間、「あ!」ペッパー何かを思いつきました。
「見た目...見た目が大事。そうかも。」
確かに見た目が大事かも。
そしてこの黒い布、これは多分このテントにかかっていた布ですね。
黒い布を取って、木の枝を折って肉の骨を取って、そして、この灰を使ったんですかね。
黒いインクのようなもので腕に模様を描いています。
腕に模様を描いています。
そして、すっかり別人、別の人のような姿でさっきの兵士たちの前に現れました。
これ、いつものペッパーとは別人ですね。
さっきのかわいい幼い魔女から、かっこいい大人っぽい強そうな魔女に変身しました。
紫色のオーラが出ています。
そして兵士たちに向かって「おい、真の魔女を求めているのはお前たちか?」「真の魔女、本物の魔女を連れてきてほしいって言ったのはお前たちか?」
みんなペッパーのオーラに圧倒されて、ペッパーのために道を開けます。
ペッパー、真ん中を通ってさっきペッパーを子供扱いして馬鹿にしていた指揮官の前で止まりました。
指揮官も圧倒されていますね。
なんだこの魔女は?一体誰なんだ?
そして隣の部下にこう耳打ちします。
こしょこしょこしょ。耳打ちします。
「思ったんだが、あの子供を呼び戻せ。
この魔女だと予算オーバーになりそうだ。」
この指揮官は、この魔女とこの魔女が同じ人、同一人物とは思っていません。別人だと思っています。
さっきのあの子供みたいな魔女をもう1回連れてこい。
この魔女は予算オーバーだ。
この魔女だとお金がかかりそう。
高そうだから。
お金をたくさん払わなくちゃいけなくて、予算、つまり「魔女にかけるお金はいくらまで」って決めていた金額、予算を超えてしまいそう。
オーバーしてしまいそうだから、「やっぱりさっきの魔女にしとこう」と言っているんですね。
それを聞いてペッパーは、「はぁ...この人はダメだ...」という感じで頭を抱えています。
はい。「続く」となっているので、このお話にはまだ続きがあります。
次回は戦いをするんでしょうか?
どうなるんでしょうか?
続きはまた次回読みましょう。
じゃあ今日はここまでです。
https://www.peppercarrot.com/ja/webcomic/ep32_The-Battlefield.html Creative Commons Attribution 4.0 Internationalライセンス 帰属: アート: David Revoy. シナリオ: David Revoy. ベータリーダー: Arlo James Barnes, Craig Maloney, Martin Disch, Nicolas Artance, Parnikkapore, Stephen Paul Weber, Valvin, Vejvej. 翻訳: [日本語] guruguru.